スポーツジャーナリスト。 日本国内におけるツール・ド・フランス取材の第一人者。 自転車のほか、ボート、卓球、陸上競技、シンクロなどスポーツに関わる取材の守備範囲は幅広い。 本誌では創刊から編集に携わり、編集長を務める。
ツール・ド・フランスの現地取材はおそらく25年ほどになる。単純計算してもフランスに800泊はしていて、さまざまな町、いろいろなタイプの宿泊施設を経験した。苦労は多いが、今となってはいい思い出ばかりで、「きょうはどんなところだろう?」とワクワクする余裕も。
フランスでは“GPS”と呼ばれるカーナビがとても便利だ。「次のロンポワン(環状交差点)でふたつ目に入ってね」など日本とは案内方法が違うが、カーナビシステムそのものがフランスの道路事情にマッチしているとも言えて、的確に目的地まで案内してくれる。
2016年のツール・ド・フランスは、サッカー欧州選手権(EURO)フランス大会と9日間も開催期間がかぶった。
参加198選手、チームスタッフ300人、審判団15人。主催者社員100人、パートタイム契約のスタッフ300人。210ホテルで4万床。移動用チャーター便3機。
四半世紀もツール・ド・フランスを取材していると、4年に一度の周期で経験するのが現地でのUEFA欧州選手権、いわゆるサッカーのユーロだ。欧州という限定された地域の大会は歴史的にいざこざがあった隣国との対戦などが多く、FIFAワールドカップよりも盛り上がっている。
いやはや。ツール・ド・フランスの全日程を単独で追いかけるようになって20年目である。
車輪を外した自転車を入れて電車移動するためのアイテム、輪行袋(りんこうぶくろ)。ちょっと作業に手こずるが、クルマがなくても遠くに行けるのが魅力。その最大手が「オーストリッチ」ブランドで知られるアズマ産業。伊美哲也社長に極意を聞いた。
山岳サイクリストの聖地とも呼ばれる群馬県上野村は、都会の文化から隔絶され、のどかな村人の生活のみが営まれるところ。神流川沿いを走る旧道を楽しんだり、長野県境にそびえる「十国峠」や「ぶどう峠」を攻めたり。忘れかけていた郷愁を取り戻せるルートだ。
ツール・ド・フランスの「ツール」は「一周する」という意味なので、直訳すればフランス一周。23日間かけて六角形の大地をグルッと一周するのが基本だが、たまに話題性喚起のために国境を越えて外国を訪問することもあるし、開幕地を外国にすることも。
北陸新幹線を使って大自然や海の幸に恵まれた能登半島までサイクリングに行ってみよう。東京から朝一番の新幹線に乗れば、午前10時には走り始めることができる。
99回という歴史を誇るイタリア一周自転車ロードレース「ジロ・デ・イタリア」は第2週にイタリア北東部のドロミテ山塊での激闘を終え、いよいよ最後の正念場フランス国境にそびえるアルプスでの戦いとなる。世界で最も白熱するという自転車ロードレースもいよいよ佳境だ。
全24日間で争われるジロ・デ・イタリアは5月23日に大会3度目の休息日を過ごし、いよいよ24日から最後の6ステージに突入する。総合1位のマリアローザを着用するのはロットNLユンボのスティーブン・クルイスウエイク(オランダ)だ。
毎日の通勤電車で吊革につかまりながら車窓をながめていると、沿線ののどかな道がつかず離れず続いていて、「今度の休みはあんな道をのんびり自転車で散策してみたいなあ」と思い描いた人はたくさんいると思う。そこでやってみました、沿線のロードバイク散歩。
第99回ジロ・デ・イタリア第9ステージは5月15日、キャンティクラッシコで40.5kmの個人タイムトライアルで行われた。ロットNLユンボのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)がトップタイムをたたき出して初優勝した。
ガールズケイリン総選挙で上位の得票を集めた選抜メンバー7人による単発レース「ガールズケイリンコレクション2016松戸ステージ」が、8月12日に千葉県の松戸競輪場で行われる。現在もウェブで投票を受け付け中。締め切りは5月17日だ。
第99回ジロ・デ・イタリアは大会4日目となる5月9日が休息日にあてられた。選手やチームスタッフはオランダのアムステルダム空港からイタリア南部へ空路で移動した。
自転車で走るのが1年で一番気持ちいい季節は新緑の香る5月だ。自転車業界的には「自転車月間」と銘打たれ、国民の自転車安全利用の促進と自転車を通じて国民の健康増進を図る。気持ちいい季節を素通りしてしまうのはもったいない。
2020年に東京オリンピックとパラリンピックの開催が決定し、さらにこの夏のリオデジャネイロ大会も迫ってきたことから、障がい者によるスポーツが注目されつつある。一般の種目とほぼ同じルールで行うものから、障がいのある人のために考案されたものまである。
伊豆大島に自転車を持ち込んでサイクリングしよう。ノンビリ派は大型客船、弾丸タイプなら高速ジェット船で。1月にアジア選手権が開催されたばかりだが、6月末には全日本選手権ロードも行われる。復興応援の助成金も延長が決まり、割安で宿泊できるのもいい。
ツール・ド・フランスがライブ中継され、ネットで瞬時に画像や選手コメントがチェックできる。ところが30年ほどさかのぼれば、1カ月以上経って輸入される自転車専門誌の記事で、ツール・ド・フランスでだれが勝ったのかをようやく知る。そんな時代なのであった。
23日間移動を続けるツール・ド・フランスの取材は宿泊場所を転々とする毎日。今でこそインターネットで予約が簡単に取れるが、30年前はその場しのぎだった。今回は人口120人という町の農家に泊まったときのエピソード。
2016年は4年に一度のオリンピックイヤーだがスポーツ好きにとってはこの夏、フランスから目が離せない。ユーロ2016と呼ばれるサッカーのUEFA欧州選手権、そして世界遺産モンサンミッシェルで開幕するツール・ド・フランスが最大の見どころだ。
リオ五輪の自転車ロードレース日本代表に選ばれた新城幸也が2016年度のフランス観光親善大使に就任。「ボクしか知らないフランスがある。そんな魅力を日本のみなさんに伝えていきたい」と語るとともに、7月のツール・ド・フランスでステージ優勝したいと改めて宣言した。
サイクリング途中で自転車仲間が落車して大ケガをしてしまったら、落ち着いて的確な応急処置ができるだろうか。
海外旅行ならフランスに行こう。日本のテレビや雑誌でよく見かける著名人が年ごとに「フランス観光親善大使」に任命され、フランスの魅力を発信している。2016年は3月24日にフランス大使公邸で発表されるが、フランスとどんな接し方をしている人が起用されるのか楽しみだ。
フィットネスするならがむしゃらに運動すればいいってワケじゃない。身体に蓄えられた脂肪を減らすには有酸素運動をする必要があり、さらにはその運動強度が脂肪を効率よく減らすために重要だ。その目安となるのが1分間に心臓がどれだけ鼓動するか。つまり心拍数だ。
青山学院は箱根駅伝を連覇した大学陸上競技部長距離ブロックをはじめ青山学院全体として、パラリンピック・パラスポーツの普及啓蒙に取り組んでいく。3月5日に同大学キャンパスで行われた箱根駅伝優勝記念セレモニーで、三木義一大学長が宣言した。
正月の箱根駅伝で二連覇を達成した青山学院大学陸上競技部の原晋監督が、2020年東京五輪のマラソン日本代表をねらって学生選手を育成する方針を明かした。3月5日に同大学キャンパスで行われた箱根駅伝優勝記念セレモニーで宣言した。
「パリは第二の故郷」「休みが4日取れたらすぐに飛行機を予約してパリに行く」。フリーアナウンサーの滝川クリステルと華道家の假屋崎省吾が大好きなパリの魅力を、パリのアンヌ・イダルゴ市長の来日に会わせて語った。
体脂肪を燃やすなら有酸素運動だ。なかでもサイクリングは運動の強さが管理しやすいので効率的にフィットネスできる。ボク自身も30年近くこう書いたり紹介したりしてきたが、実はてっとり早く体脂肪率を下げたいならジムで筋トレするに限るとわが身をもって教えられた。
柔道金メダリストであるダビッド・ドゥイエ氏(フランス)が来日し、2024年夏季五輪候補地として立候補したパリへの応援を日本のファンに呼びかけた。「東京五輪の準備態勢からいろいろなことを学びたい」と意欲を見せた。
「パリは日本の人たちが必要なんです」。フランスの首都パリのアンヌ・イダルゴ市長が来日し、2月29日にフランス大使公邸で記者会見を行った。パリの安全性をPRして日本人観光客の訪問を促すとともに、2024パリ五輪招致への協力を呼びかけた。
元F1ドライバーの片山右京さんが監督を務める自転車ロードレースのプロチーム「Team UKYO(チーム右京)」が5年目の活動を開始した。
参加費無料の少人数プレミアムサイクリングが2016年も継続開催される。スルガ銀行湯河原支店(神奈川県湯河原町)とスルガ銀行御殿場東支店(静岡県御殿場市)に併設されているサイクルステーションを拠点とし、自転車界の著名選手が案内してくれる。
フランス・パリの町並みを模したような石畳、通勤通学路にある急な坂道、公園の土の上、砂利道、歩道橋の階段。町全体をフィールドとしてとらえて走るシティトレイルは、タイムや距離から解放され、自由な感覚で日常的にトレイルランを楽しむ新しいランニングスタイルだ。
普段は「原稿を書く」のがボクの仕事だが、たまに「原稿を書いてもらう」という正反対の業務に従事することがある。それがアジア自転車競技選手権の広報担当だ。
一足早い春が楽しめる伊豆大島は、椿(ツバキ)が咲き乱れるこれからがベストシーズン。リオ五輪の国別出場枠を争ったアジア自転車競技選手権も開催され、島民の温かな声援につつまれた。国際大会でトップ選手の走りを見た子どもたちの目が輝いていたのも印象的だ。
2014年にツール・ド・フランスが英国で開幕し、大会3日目にフランスへ移動した際は、選手たちが鉄道のユーロスターで、関係車両がフェリーを利用した。ボクが選択したのはユーロトンネルを走るユーロスターだ。フェリーにはちょっと嫌な思い出があったからだ。
8月20日に開幕するスペイン一周の自転車ロードレース、ブエルタ・ア・エスパーニャ。最難関となるのは、ピレネー山脈を越えてフランスに入国する第14ステージだ。
1月2日・3日に行われた箱根駅伝こと第92回東京箱根間往復大学駅伝競走で、青山学院大が1区から一度もトップを譲ることのない完全優勝。二連覇を達成した。原晋監督の手腕や各選手の強さは専門メディアが既報しているので、ここでは陰の支援態勢に着目してみた。