全24日間で争われるジロ・デ・イタリアは5月23日に大会3度目の休息日を過ごし、いよいよ24日から最後の6ステージに突入する。総合1位のマリアローザを着用するのはロットNLユンボのスティーブン・クルイスウエイク(オランダ)だ。
2分12秒遅れの総合2位にオリカ・グリーンエッジのエステバン・チャベス(コロンビア)。2分51秒遅れの総合3位にアスタナのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)、3分29秒遅れの総合4位にモビスターのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)。優勝争いはこの4人に絞られた。
クルイスウエイクは28歳。2010年にプロチームのラボバンク入りし、国際レースの優勝は2014年のアークティックレース・オブ・ノルウェーしかない。ただしジロ・デ・イタリアでは2011年に総合8位、2015年に総合7位に食い込んでおり、今大会もチームのエースとして起用されている。三大ステージレースのすべてで完走を果たしているオールラウンダーだが、区間優勝はまだない。
第19、20ステージはアルプスを越えてフランスを往復する。ただしニーバリやバルベルデといったベテランがそのステージの前から揺さぶりをかけてくるのは必至。クルイスウエイクとしては正念場の日々が続く。
大会は5月29日にトリノにゴールして終了する。
《山口和幸》
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