
フィギュアスケートの女子フリーは19日(日本時間20日)、ミラノ・アイススケートアリーナで行われ、ショートプログラム(SP)1位の中井亜美が140.45点をマークし、合計219.16点で銅メダルを獲得した。17歳10カ月でのメダル獲得は、浅田真央の19歳を超えて日本フィギュアスケートにおける最年少となった。
◆【ミラノ五輪】なぜ村瀬心椛の得点は伸びなかったのか……海外専門メディアは「混乱の1日、判定に一貫性がなかった」と苦言
■SPに続きトリプルアクセル成功
SPに続き、この日も冒頭の大技トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させた中井。続くトリプルループ―ダブルトーループの連続ジャンプも加点付きの出来栄え。しかし、トリプルルッツ―トリプルトーループのコンビネーションは、トリプルループが抜けてマイナス評価となった。
ただ、その後は持ち直し、トリプルルッツ、ダブルアクセル―ダブルアクセルのシークエンスを決めると、最後のトリプルループも成功させた。
演技終了後にはリンク上で右手人差し指を口元に当てて、首をかしげるポーズを披露。すっかりトレードマークとなったキュートな笑顔で歓声に応えると、カメラに向かってハートポーズも見せた。
フリーは結局、140.45点と伸ばし切れず、合計219.16点。中井本人は半ばメダルをあきらめていたのか、銅メダルが確定すると感情が爆発。金メダルのアリサ・リウ(米国)と抱き合い、うれし涙を流した。
■緊張感なく「五輪を存分に楽しむ」
メダルを首にかけ、フラッシュインタビューに応じた中井。この日のフリーについて「演技前はしっかりと落ち着いて、緊張もほとんどしていなかったので、いつも通りの自分を出せたと思います。みんな頑張っているから自分も頑張ろうっていう気持ちに自然と切り替わって、もう五輪を存分に楽しむぞっていう気持ちで行けたので、それが良かったのかなと思います」と振り返った。
また、海外専門メディア『Golden Skate』も中井のコメントを紹介。演技終了後からメダル確定までの心境を尋ねられると、「アクセルを成功させることができてとてもうれしい。ただ、ジャンプでミスをしてしまった部分もあったので、正直悔しい気持ちもあり、どうなるんだろうと思っていました」と、メダル獲得については自信が持てなかったと明かした。
続けて「点数が出た時、自分の順位がどこなのか分からなくて探してしまいました。でも、自分の名前の横を見ると“3”と書いてあって、その時にやっと銅メダルだと分かりました。とても驚きましたし、正直、これは現実なのかなと思いました」と語った。
次回の五輪については「また(この舞台に)帰ってこられるように、もっともっと頑張らないといけないところもたくさんあるので、これよりもっといい景色が見られるように頑張りたいです」と早くも意気込んだ。
◆【ミラノ五輪】2冠逃した村瀬心椛、偽らざる心境明かす……減点に困惑も「クヨクヨしている場合じゃない」と前を向く



