【山口和幸の茶輪記】フランスの魅力を知る著名人がその魅力を発信…フランス観光親善大使 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【山口和幸の茶輪記】フランスの魅力を知る著名人がその魅力を発信…フランス観光親善大使

オピニオン コラム

女優の大地真央とデザイナーの森田恭通夫妻が2015年のフランス観光親善大使
  • 女優の大地真央とデザイナーの森田恭通夫妻が2015年のフランス観光親善大使
  • 2013年のフランス観光親善大使は川島なお美・鎧塚俊彦夫妻だった
  • 2013年のフランス観光親善大使、川島なお美
  • 2014年は「ベルサイユのばら」の作者池田理代子と、ロックバンド「アルフィー」の高見沢俊彦
  • フランスの首都パリのアンヌ・イダルゴ市長が初来日
  • 2008年のフランス観光親善大使はフリーアナウンサーの滝川クリステル
  • 華道家の假屋崎省吾も2008年のフランス観光親善大使に
海外旅行ならフランスに行こう。日本のテレビや雑誌でよく見かける著名人が年ごとに「フランス観光親善大使」に任命され、フランスの魅力を発信している。2016年は3月24日にフランス大使公邸で発表されるが、フランスとどんな接し方をしている人が起用されるのか楽しみだ。

■観光大国フランス

フランスは世界随一の観光客数を誇る国で、年間8500万人もの外国人が訪れる。フランス国内総生産(GDP)の7.3%を観光業が占めというから、フランスの主要な産業だ。アジアからの観光客も増加し、外国人観光客の22%を占めるという。なかでも日本からの観光客は年間80万人ほどでフランスの観光産業を支える存在。文化施設を訪ねる外国人観光客の中で日本人はトップだ。

ただし相次ぐテロでさすがの日本人観光客も大幅に減った。これを呼び戻そうと2月末にはパリ市のアンヌ・イダルゴ市長が日本を訪れ、「パリは日本のみなさんが必要なんです」とラブコールを送った。


フランスの首都パリのアンヌ・イダルゴ市長

フランス政府としても日本という市場を重要視してさまざまなプロジェクトを練ってフランスにいざなっている。毎年、芸能・芸術界などの有名人をフランス観光親善大使に任命し、その発進力を活かしてフランスの魅力をピーアールしている。

この観光親善大使の任務の目的は、その才能や業績および知名度を生かして、観光大国フランスに対する人々の関心を高めること。主宰するフランス観光開発機構はいわゆるフランスの政府観光局にあたる機関だが、民間企業と同様にパートナー企業と提携して観光産業の促進を行っていて、そのため「政府」という名称が外されているだけである。

■著名人が並ぶ観光親善大使

近年のフランス観光親善大使を紹介してみよう。女優の大地真央さんとデザイナーの森田恭通さんが2015年に選出された。2007年にフランスのエペルネで結婚式を挙げていて、まさにフランス随所の魅力を知り尽くしている夫婦だ。2014年は『ベルサイユのばら』の作者として知られる劇画家・声楽家の池田理代子さんと、ロックバンド「アルフィー」の高見沢俊彦さん。

そして2013年は川島なお美さんとパティシエの鎧塚俊彦夫妻だった。ボクの大学の先輩でもある川島さんは残念ながら癌闘病の末に逝去されたが、大使に抜てきされて満面の笑顔で喜んでいたのが印象的だった。ボクと同じ仏文学科の後輩である滝川クリステルさんも2008年に就任している。

これまでのフランス観光親善大使・フランス広報大使は以下のとおり(敬称略)。

●歴代のフランス観光親善大使・フランス広報大使
2015年:大地真央(女優)、森田恭通(デザイナー)
2014年:高見沢俊彦(ミュージシャン)、池田理代子(劇画家)
2013年:川島なお美(女優)、鎧塚俊彦(パティシエ)
2012年:竹中直人(俳優)、蜷川実花(写真家)
2011年:寺島しのぶ(女優)、平野啓一郎(作家)
2010年:小山薫堂(放送作家)、諏訪敦彦(映画監督)、知花くらら(モデル)
2009年:市川團十郎・海老蔵(歌舞伎俳優)、夏木マリ(ディレクター)
2008年:滝川クリステル(キャスター)、假屋崎省吾(華道家)
2007年:城之内ミサ(音楽家)、佐藤陽一(ソムリエ)、櫻井寛(フォトジャーナリスト)
2006年:黒柳徹子(女優)
2005年:石坂浩二(俳優)
2004年:柴俊夫(俳優)、真野響子(女優)
2003年:貴乃花光司(元横綱)、野際陽子(女優)
2002年:阿川佐和子(エッセイスト)、檀ふみ(女優)、吉田兄弟(津軽三味線奏者)
2001年:東儀秀樹(雅楽師)、林真理子(作家)、藤野真紀子(料理研究家)
2000年:石川次郎(編集者)、市川染五郎(歌舞伎俳優)、岸惠子(女優)、高田万由子(女優)、藤本ひとみ(作家)、細川護煕(元首相)、山本容子(版画)

華やかな芸能界に身を置く人たちが多いので、庶民としてはちょっと夢物語の感がある。もちろんゴージャスでハイセンスな世界に憧れたり、絵はがきのように美しい景観や美食、世界史の教科書に載っていた歴史的舞台などを訪れるのがフランス観光の魅力。

もう少し庶民レベルで、そしてパリだけでなく各地の魅力を知る人が親善大使として起用されたら、これまでとは異なる層に情報発信できるのでさらに効果はあると思う。
《山口和幸》

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