【山口和幸の茶輪記】伊豆大島は自転車パラダイス…6月に全日本選手権開催 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【山口和幸の茶輪記】伊豆大島は自転車パラダイス…6月に全日本選手権開催

オピニオン コラム

元町から南に向かい、島の南側にある千波に行くとみごとな地層断面が見られる
  • 元町から南に向かい、島の南側にある千波に行くとみごとな地層断面が見られる
  • 豪雨による大規模な土砂災害に見舞われた地域
  • 伊豆大島の南東部にある筆島
  • 伊豆大島では地元の魚介類がたっぷりと楽しめる
  • 伊豆大島では地元の魚介類がたっぷりと楽しめる
  • 東海汽船の高速ジェット船
クルマの交通量が少ないのが離島の魅力だが、都心部からのアクセスもいい伊豆大島に自転車を持ち込んでサイクリングしよう。ノンビリ派は大型客船、弾丸タイプなら高速ジェット船で。1月にアジア選手権が開催されたばかりだが、6月末には全日本選手権ロードも行われる。復興応援の助成金も延長が決まり、割安で宿泊できるのもいい。

海底火山の噴火によって形成された伊豆大島は周囲52kmのラグビーボールのような島。標高758mの三原山が中央にあり、グルッと一周する大島一周道路がある。ロードバイクならこの一周道路が走りごたえあり。MTBなら裏砂漠と呼ばれる三原山の東麓が楽しいはずだ。

過去にも都内から日帰りで伊豆大島サイクリングをやったことがあるが、大島一周道路を周回するのは時間的に無理。ならば前日の夜遅くに東京の竹芝桟橋を出航する大型客船に乗り、朝早くからサイクリングを始めればいいことに気づいた。あるいは1泊2日でのんびり楽しむのもいい。


伊豆大島の南東部にある筆島

台風による大規模な土砂崩れで被害を受けた伊豆大島の復旧・復興を支援するため、東京都が宿泊費を補助する観光支援策を打ち出している。再三の延長によって4月1日~2017年3月31日まで利用することができる。船舶利用の場合1人・1泊2日で6000円割引、航空機利用の場合1人・1泊2日で8000円割引。

所定のツアーを利用するなどの条件はあるが、全日本選手権を応援する際の宿泊はツアー会社に依頼することになるので、間違いなく宿泊割り引きを利用できる。

■走りがいのある大島サイクリング

帰路の船の出航が2時過ぎなので、1時には帰着していたい。そのため朝8時にはスタート。5時間あれば大丈夫だろうと計算した。これなら休憩時間を含めた平均時速は10kmで、十分に観光できるお気楽サイクリングだ。宿を取った元町の集落から海岸沿いのサンセットパームラインを北上するのだが、のんびり気分でペースが上がらない。5kmほどで最北端の野田浜に到達するので、ここから小径を通って岡田港へ。大島一周道路が出現するので、いよいよロードバイクの高速走行へと移行する。

ところが意外とアップダウンが多いのだ。泉津の集落あたりは体力もあって快調に飛ばしたが、椿園がある都立大島公園で大休止。無駄な時間をつぶして再出発すると、いきなりの激坂が待ち構えていた。大島一周道路というくらいだから海岸に沿うように平らな道が続くのかと想像していたが、東海岸のルートは三原山の山麓まで上る。「なんで上らなきゃいけないの!」というくらいに上る。

加えて自販機もコンビニもない。このルートを行くときは十分な水分と食糧を携行していかないと大失敗する。しかも日曜日だというのにすれ違った車両が数台しかないので、自力でたどり着かないといけない。


伊豆大島では地元の魚介類がたっぷりと楽しめる

ようやく上り坂を終えると、筆島までの一気のダウンヒル。真っ青な海に飛び込んでいくかのようなダイナミックさがある。それを過ぎると波浮(はぶ)の港。演歌な気分にひたりたかったが、船の出航時間が気になって先を急ぐことに。波浮と元町の間はそれなりに交通量が増えたが、それでも快適だ。このルートはアップダウンもそれほどでなく、正午には元町にゴール。

港近くの料理屋で地魚をつつきながら、サイクリング後の疲労感を味わった。キツかったことはすぐに忘れてしまい、自転車仲間を誘ってもう一度来てみたいなと思った。
《山口和幸》

編集部おすすめの記事

page top