スポーツジャーナリスト。 日本国内におけるツール・ド・フランス取材の第一人者。 自転車のほか、ボート、卓球、陸上競技、シンクロなどスポーツに関わる取材の守備範囲は幅広い。 本誌では創刊から編集に携わり、編集長を務める。
1万円以下でも最高の気分にひたれるフランスの宿泊施設ベスト3。最後は大手予約サイトで「破格の安さじゃん」となにげなく部屋を確保したところ。たどり着いてみるとその豪華さとともに、ちょっとびっくりな経験をして、図らずも欧州文化を肌で感じることができた。
1万円以下でも最高の気分にひたれるフランスの宿泊施設ベスト3。前回はカルカッソンヌ郊外のプライベートプール付きの部屋を紹介したが、今回はミシュラン2つ星併設レストランを備えた天空のホテルを紹介。お金をかければいいってもんじゃない。これぞフランス旅行の醍醐味。
死ぬまでに見てみたい絶景とか泊まってみたいホテルとか、そりゃあお金をかければ誰でも目撃・利用できる。ツール・ド・フランス四半世紀の取材でのべ800泊を過ごしたが、1万円以下で泊まれ、しかも最高の気分にひたれる宿泊施設ベスト3を紹介してみたい。
時速167.6km。2017年2月9日、チリのアタカマ砂漠にある名もない山にMTBダウンヒルバイクが持ち込まれた。斜度45度のダートを矢のようなスピードで駆け下り、自転車最速記録が更新された。
2018年のツール・ド・フランス開幕地はフランス北西部のバンデ県とペイドラロワール地域圏に。大西洋に面したバンデ県は自転車競技が盛んなところで、ツール・ド・フランスもよくこの地を訪問するのは、地元自治体や企業が自転車イベントの運営やサポートに積極的だからだ。
2017年も自転車ロードレースに注目。この1年は自転車だけでなく、サッカーやテニスなど多様な国際大会が目白押し。スポーツ全般が大好きで、その基盤となる開催地の文化や歴史にも興味がある。そんなスポーツファンのためにチェックすべきレースを挙げてみた。
2014年のゆるキャラグランプリ1位に輝いた群馬県のマスコット「ぐんまちゃん」。その愛くるしい瞳としぐさで、ゆるキャラのなかでも「かわいい!」と評判だが、じつはぐんまちゃんであっても二代目。過去の名前は「ゆうまちゃん」だった。
ボクは慣れ親しんだ日本が好きなので、ツール・ド・フランス取材時も前日入りの翌日帰りだ。それでも前後のどこかで2日間のバカンスをあげると言われたら、迷わず「コルシカに行きます」と答えるだろう。一度しか訪問したことはないが、そこは間違いなく地上の楽園だ。
2017年こそツール・ド・フランスを現地観戦しよう。対ユーロ相場が5年ぶりに好転して安く行けるチャンスだ。ただし、現地へのアクセスやホテル確保には経験値が必要。
日本を象徴する目抜き通りがある銀座。高級店舗が軒を連ねるが、中心街からちょっと北東に寄ったあたりの「東銀座」はまったく異なる雰囲気が残る。そんなエリアを散策しながらご紹介。
出身校の卒業生で組織された所属団体で、「東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)」の沿道応援の任務に就いた。母校・青山学院大の3連覇にその労力は報われて大喜びなのだが、ボランティアながら責任のある活動を終えて、今年もわずか3日にして終わった感がある。
日本の正月の風物詩「箱根駅伝」は青山学院大の3連覇という偉業で終幕したが、区間を設定してタスキをつなぐかのようにゴールを目指すという意味では、とても似ている国際競技がある。自転車レースの「ツール・ド・フランス」であり、現在開催中の「ダカールラリー」だ。
日本を含む世界120カ国以上の軍隊、警察、消防、特殊部隊やレスキュー隊で使用されているアイウエアがある。そのスペックの高さから、自転車やマリンスポーツなど強い日差しのもとで長時間過ごすアウトドアアクティビティでも、日本では浸透しつつあるようだ。
自宅近くに里山があれば、誰でも気軽にできるのがハイキングコースを走る「トレイルラン」だ。三方を山に囲まれた鎌倉は尾根道が随所にあり、とりわけ地面まで太陽光が届くこの時期は気持ちがいい。
ボクがツール・ド・フランスを初めて取材したのは28年前、1989年のことだ。大会途中での現地入りで、7月14日に空路でパリに入り、そこから高速鉄道でマルセイユに向かった。
神奈川県鎌倉市の観光スポットを歩いてまわるとマイレージポイントがたまり、健康と同時に花火大会や伝統行事の観覧席がゲットできる無料アプリ「いざマイル鎌倉」が11月14日にリリースされた。
茨城県はサイクルツーリズムによる観光客誘致に熱心で、従来からあった「つくばりんりんロード」と「霞ヶ浦自転車道」を接続し、全長81kmのコースを完成させた。こうした環境整備を進めるが、多くのサイクリストを満足させるにはさらなる努力が必要だ。
東京湾アクアラインを利用すれば都心部から2時間ほど、千葉県君津市の牧歌的風景のなかに居心地のよさそうなカフェがある。
47都道府県のなかで「一番魅力がない」など言われることがある茨城県は、サイクルツーリズムによる観光客誘致とその環境整備に熱心だ。そこには霞ヶ浦や筑波山、廃道を利用したサイクリングロードなどがあり、拠点には自転車サポートステーションが設置されている。
群馬県・谷川岳の一ノ倉沢というと岩登りの聖地というイメージがあるが、岸壁をながめるだけならピクニック気分で散策できる。1年前はロードバイクでここにアクセスしたが、今回は紅葉を楽しみながらのんびり歩いてみた。
日本三大急登として知られる群馬県谷川岳の西黒尾根。標高2000mにも満たない登頂ルートだが、上越国境に位置することから天候が急変しやすく、そのため遭難者も多い。降水確率ゼロの天気予報だったが、中腹でまさかの強い風雨に見舞われた。
秋の紅葉シーズンとなり、年に一度の谷川岳(群馬県)に挑んだ。今回で4回目の登山だが、年々厳しくなってくような気がする。しかも今年は8月に手術を受けてそれ以来の挑戦。この日の登山を夢に描いて術後の痛みも耐えてきたので、うれしいような不安なような…。
ドイツのデュッセルドルフで2017年7月1日に開幕する第104回ツール・ド・フランスの詳細が発表された。ベールを脱いだコースはこれまでのセオリーを覆すようなユニークなもの。どんなレースになるのかを分析してみたい。
秋晴れは登山がサイコーに気持ちいい。たまらず群馬県にある上毛三山のひとつ、妙義山へ。体力レベルはそれほどでもないが、難易度は高いコースだ。体力と技術は個人差があるので自分の力量に合った山を選ぶことが重要になる。
10月29日にJRさいたま新都心駅周辺の特設コースで開催される「ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」。4回目となる大会だが、史上初めてツール・ド・フランスの4賞ジャージが全員参戦するなどこれまでにない豪華な布陣だ。
交通量の少ないところにスポーツバイクを持っていって気持ちよくサイクリングしたい。たとえば電車や船にそのまま自転車を持ち込んだり、貨物便で送ってしまい手ぶらで現地に向かったり…。そんな夢のような時代になりつつある。
1909年に始まったイタリアを一周する自転車ロードレースのジロ・デ・イタリアは、100回大会となる2017年に地中海に浮かぶサルディニア島で開幕すると9月14日に発表した。
ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスとともにグランツール、あるいは三大ステージレースと呼ばれるスペイン一周の「ブエルタ・ア・エスパーニャ」。
7月に23日間の日程で開催されるツール・ド・フランス取材では現地ホテルを点々とする。こうしたホテルはインターネットの宿泊予約サイトでほぼ完璧に取れる。
ポケモンをゲットできたりアイテムを入手できる場所をたずねる。たまごを孵化させるために所定の距離を歩いたりする人気ゲーム『ポケモンGO』。インドア派も家を飛び出して歩く必要があるから、フィットネスに効果的とウワサされるがホントかな?
さまざまな競技で熱戦が展開されたリオデジャネイロ五輪。鍛え抜かれた選手の躍動する筋肉は男女を問わず美しいが、競技によってはいくつかの理由から体毛をきれいに剃ることもある。とりわけ競泳や自転車競技は男子選手でも脇毛やすね毛がサッパリとなくなっている。
健康オタクのボクではあるが、運動機能の修復のために日帰り手術を受けてきた。朝に自分の足で病院に行き、術後に退院目標をクリアしたら帰宅できる。手術そのものは流れ作業のように順調でなんの不安もなかったが、正直に告白するとその後の痛みに大泣き。
ツール・ド・フランスを追いかけて四半世紀。単純計算でボクの人生2年相当はフランスで生活しているので、とあることに気づいた。フランス人は衛生観念が比較的高く、トイレで必ず手を洗う。そして100%のフランス人がハンカチを持っていない。それはなぜか?
都心部で開催される自転車イベントの中で最大級の「湾岸クリテリウム」が7月30、31日に東京都のお台場エリアで行われ、多くの参加者と応援の人たちでにぎわった。華やかな会場で行われる希少なレースであるとともに、若い女性ファンの姿が目立ち、時代の変遷が感じられた。
ツール・ド・フランスは真夏のフランスを駆けめぐる23日間の戦いだ。取材記者として全日程を単身で追いかけるようになり、これで20年目の完走。これまでの経験に加え、円高の追い風もあってなかなか快適だったフランス一周の旅を総括。
フランス革命記念日を祝福する夜の花火大会をねらったニース目抜き通りのテロ。観衆が集まる大きなイベントが標的にされた。ツール・ド・フランス最終日のシャンゼリゼも大勢の人が集まるが、大会は卑劣な行為に屈しない気概を見せた。
ツール・ド・フランスがスポーツ新聞の企画として誕生した20世紀当初は、広大なフランスを忠実に1周する自転車レースだった。そのため一時は総距離5000km、各ステージの所要時間も日が暮れて翌日にゴールするなんて今では想像できないレースだった。
アルプスの乾いた空気が心地よすぎる。草のにおい。斜面をわたって流れてくるカウベルの音。ツール・ド・フランス取材の醍醐味は年にわずか2日ほどなんだけど、世界最高のリゾート地アルプスに滞在することだ。
日本でいつも使っているスマートフォンをフランスに持ち込んでツイッターやFacebookなどのSNSに画像やコメントをアップするとき。海外向けパケット定額サービスやレンタルモバイルルータを利用せず、無料で提供されているホテルや公共施設のWi-Fiを賢く使えば十分だ。
「太陽への道」という愛称を持つA7高速はフランス中南部のあるリヨンと地中海に面したマルセイユを結ぶオートルート(自動車専用道)。パリとリヨンをつなぐA6高速と合わせて物流の大動脈。日本で言ったらいわば東名高速だ。