【山口和幸の茶輪記】女性ファンが多かった湾岸クリテリウム。夏祭りから成熟期へ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【山口和幸の茶輪記】女性ファンが多かった湾岸クリテリウム。夏祭りから成熟期へ

オピニオン コラム
湾岸クリテリウムでは往年の名選手を集めたレジェンドレースも開催された
  • 湾岸クリテリウムでは往年の名選手を集めたレジェンドレースも開催された
  • 若い選手層のカテゴリーが増えたことでさらに華やかになった
  • フジテレビの本間学さん。早稲田大自転車競技部出身だ
  • 安田大サーカスの団長安田も湾岸クリテリウムの常連参加者だ
都心部で開催される自転車イベントの中で最大級の「湾岸クリテリウム」が7月30、31日に東京都のお台場エリアで行われ、多くの参加者と応援の人たちでにぎわった。華やかな会場で行われる希少なレースであるとともに、若い女性ファンの姿が目立ち、時代の変遷が感じられた。

フジテレビ夏の風物詩として開催される「お台場合衆国」。そのサテライト企画として2011年に初開催されたのが「お台場サイクルフェスティバル」だ。アクセスのいい都心での開催、当時として過去最大級の屋外自転車イベント、さらに「お台場合衆国」の隣接開催ということもあり、2011年は3日間で3万6000人が集まった。

◆週末お台場、間近で観戦

「お台場サイクルフェスティバル」は2012年になるとさらにパワーアップした。全日本実業団自転車競技連盟のシリーズ戦として「湾岸クリテリウム」と称したロードレースが開催され、宇都宮ブリッツェン、シマノレーシングなどの強豪が集結。片山右京が監督を務めるチーム右京のスプリンター、辻善光(当時)がゴール勝負を制して優勝した。

1周の距離がわずか800mと短いサーキットを使ったクリテリウムレースは、観戦者との距離が近く迫力満点だ。周回レースなので何度も目の前を通過するので応援のしがいもある。都心部で開催される自転車レースとしては2月の明治神宮外苑学生クリテリウムが恒例だが、湾岸クリテリウムはプロレースとしての要素があるだけに、週末のお台場に遊びに来ていたさまざまな層の人たちに自転車レースの魅力をアピールできるのは自転車競技界にとってチャンスだった。

かつてはもう少しお祭りの要素が大きかった。臨海副都心まちづくり協議会とフジテレビのコラボレーションで、子供・初心者・そして女性のための自転車教室が開催された。正しい交通安全・マナーなどの知識や、自転車の操作技術の向上を図り、来場者に自転車に乗る楽しさを味わってもらうことを目的としたものだ。ステージでは自転車界の有名人や自転車大好き芸能人によるトークショーやゲームなどで会場が盛り上がった。「おもしろ自家発電」による「無料かき氷つくり」など参加型イベントも実施され、猛暑にもかかわらず子供たちが長蛇の列を作っていた記憶がある。

◆今の自転車選手は幸せだ

「6回目の開催となる今年は実業団レースに過去最大となる150人がエントリーするなどある意味で定着してきていることを感じています」とフジテレビでこのイベント運営を初年度から担当する本間学さん。

「東京五輪・パラリンピックまであと4年。都心部でレースを開催する機会を増やすことは重要な意味があり、このお台場エリアの企業さんなどの協力を得ながら、これからもスポーツ文化を広めていく企画を打ち出していきたいです」

ある意味ではお祭りから一皮むけた、成熟期のロードレースになりつつある方向性が見える。アクセスが簡単なことから若い女性ファンの姿がかなり目だったことがこれまでにはない傾向だ。おそらくはアニメや劇場版「弱虫ペダル」に注目した女性層が、ロードレース現場に足を運んでいるうちに現役選手の魅力を発見し、熱心に応援するようになったのでは。

ということで、今の自転車選手は幸せだね。20年前は沿道に若い女性なんてほとんどいなかったもん。実績がある海外選手も日本の実業団登録をするとこれまでとは違ったセカンドキャリアとなることはいうまでもない。部活をやるならこれからは自転車競技。欧州トップチームの次は日本チームだなと感じた。
《山口和幸》
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