社会人野球の二大大会として、夏の都市対抗野球と秋の社会人野球日本選手権が双璧だ。近年は東京ドームで7月に開催されている都市対抗野球は、今年で第87回を数える歴史的な大会である。
都立片倉高校の岐阜遠征最終日。前日は夏の甲子園の抽選があったが、選手や指導者たち、さらにはそこに関連する保護者たちは、すでに秋へ向けての新チームを意識していた。
トーナメント形式の高校野球でベスト8が激突する準々決勝は、最も見ごたえのある一日だと言われる。夏の大会では、それがお盆の休日や夏休みに重なってくるため、スタンドも例年満席となる。
東京六大学野球や東都大学野球などに代表されるように、大学野球は原則、リーグ戦で行われる。
岐阜県遠征の二日目となった片倉。前日の試合での反省の一つとして、ふとしたことでボールから目を離してしまったということがあった。
高校野球では、夏の選手権大会地区大会で敗退すると、すぐに新チームがスタートすることになる。
まだ、都立校がどこも甲子園出場を果たしていなかった昭和の時代。都立東大和は1978(昭和53)年の春季東京都大会で準優勝を果たして関東大会進出。そして、その年の夏の西東京大会では日大二に甲子園出場阻まれたものの準優勝している。
今春の茨城県大会で準優勝して関東大会進出。一躍注目を浴びた石岡一。
かつて昭和の時代、高校野球の甲子園出場校の中には、商業校や工業校など実業系の学校が必ず何校か名を連ねていた。極端に言えば、それが高校野球の出場校に彩りを添えていたといってもいいくらいだった。
7月に入り高校野球もいよいよ夏本番へ向けて、開幕モードも高まってきた。ただ、この時期は学校にとって難点もある。それは大事な練習期間が期末試験の日程と重なっていくことだ。
各地で全国高校野球選手権地区大会の組み合わせも決まってきて、いよいよ夏の大会本番モードに突入していく。
甲子園出場に加え、高校野球指導者のもうひとつ大きな夢としてプロ野球選手の輩出がある。野球に携わり人を育てている以上、その国内最高峰であるプロ野球の世界へ教え子を送り込みたい想いも強い。
6月に入り、高校野球の有力校は県外の強豪校を招いたり、遠征試合を組んだりする。質の高い練習試合が各地で見られるケースも多い。
高校野球の指導者の多くは、母校で指導者としてやってみたいという想いが強い。しかし自分の故郷を離れて、「この県で指導者をやりたい」という指導者もいる。神奈川県立瀬谷高校の平野太一監督もそんなひとりだ。
夏本番まで、あと1カ月半…。高校野球は全国各地で甲子園を目指す戦いがいよいよ本格化していく。
野球選手にとってユニフォームは大事なもの。単に所属を示す制服ではなく、そこでプレーしている選手、野球人としての存在を示す証拠でもある。
今年で87回目を迎える都市対抗野球。全国の予選から勝ち上がった社会人野球の精鋭が東京ドームに集結し、7月15日から12日間にわたり東京ドームで開催される。現在、その予選が真っ盛りだ。その魅力を各方面から探ってみよう。
高校野球をやろうと決心した段階から、基本的にはゴールデンウィークはすべて練習や試合でなくなっていく。もちろん、みんなその覚悟で部活動に取り組んでいるのだ。
4月になって各学校に新入生の姿が初々しく映る。そんな空気を感じながら、高校野球の現場では春季大会が真っ盛りだ。都道府県によって若干運営の異なる春季大会は、それぞれの趣や見方もある。各校の新戦力や秘密兵器が現れるのもこの大会。そんな春季大会の魅力を探る。
4月は1年のなかでも特別な味わいのある月だ。特に学校関係では、卒業生を送り出して、どこかにちょっと寂しさのあるところに、新入生が来て、フレッシュさを呼び起こしてくれる。
昨夏は高校野球が全国大会を開催して100周年と大いに盛り上がった。そして迎えた"101年目の高校野球"は原点回帰というわけではないが、第1回選抜大会優勝校の高松商(香川)が見事な復活を見せてくれた。そんな今年のセンバツを振り返る。
いよいよプロ野球公式戦が開幕した。思惑通りのスタートを切ったチームもあれば、「あれ?」というスタートになってしまったところもあるかもしれない。公式戦がスタートすると、ファンもさまざまな思いが交錯してくるようになる。
シーズン開幕前から試合と直接関係ない部分で色々あったプロ野球だが、いよいよ開幕が近づいてきた。やはり開幕が近づいてくるとワクワクして、胸が躍る気分になる。そんな想いのファン気質を探る。
3月2週目は高校野球ファンにとっては待ち切れない解禁日だった。高校野球は、規定で12月から3月1週までは対外試合ができない。多くの学校では2週目の週末、今年は3月12日から練習試合を組む。選手たちはこの日を待っていたとばかりに元気にグラウンドに飛び出していく。
第88回選抜高校野球 組み合わせ決定!大会展望
世界野球プレミア12での敗戦から4カ月。侍ジャパンが来年のワールド・ベースボール・クラッシック(WBC)を見据えて、台湾代表チームを相手に腕試し。2試合とも好感触を得たようだ。
3月の声を聞いて風はまだ冷たいものの、プロ野球ファンにとっては楽しい季節でもある。プロ野球は各球団キャンプを打ち上げ、オープン戦も佳境に入っていく時期だからだ。
1980年代に黄金時代を築き、高校野球で一時代をなしていたPL学園。この夏を最後に野球部は休部となるということが報じられた。
高校女子野球部と中学生の硬式野球クラブチーム対決、ちょっと興味ある対戦が行われた。
1月29日に第88回選抜高校野球大会(センバツ)の代表校として、21世紀枠代表の3校を含めた32代表が決まった。昨年の秋季大会の結果に基づいて選出されているが、おおよそ順当だったのではないだろうか。
野球場でスタンドを見ると、他のスポーツよりも圧倒的にスコアブックをつけながら観戦している人が多い。
埼玉県の中学校で、七転八倒しながらも野球部で指導している女性体育教員がいる。前篇で紹介した川口市立芝中学校の小池真理教諭に続き、戸田市立戸田中学校の関口結教諭に聞いた。
男女機会均等と言われて久しいが、かつては怖い男の先生が大声で選手をどやしつける光景が一般的だった中学・高校野球の現場。今は女性の指導者の姿を見かけるようになった。
野球ファンの間では、春のセンバツでどこが選ばれるか話題となっている時期。今年のセンバツ代表校を北から予想してみた。
毎年春に行われる選抜高等学校野球大会(通称センバツ)。文字通り21世紀となった2001年第73回大会から、センバツ独自の選考法でもあり、特色でもある21世紀枠代表校が設けられるようになった。来年で16年目になる。
かつてアマチュア球界では、社会人野球と大学野球のそれぞれの選手権優勝者同士でアマチュア野球日本一を競う一本勝負の全日本アマチュア野球王座決定試合を秋に行っていた(1991~1997年)。
先のコラムでも書いたが、高校野球はこれから3月8日まで対外試合がない。高校野球チームの場合、実質の終了は夏の大会で負けた時点ということになるので、現役を引退した3年生たちはもうすでに、それぞれ次の進路へ向けて始動していることだろう。
12月に入った。高校野球はこれから向こう3カ月と1週間、つまり翌年の3月7日までは、各校とも対外試合を組むことができなくなっている。いわゆる対外試合禁止期間である。
人事異動はどんな社会にもつきものである。企業であれば、部署の異動も当人にとっては新しい職場環境となる。
野球の国際大会として、2015年に世界野球ソフトボール連盟(WBSC)が主催して新たに設けられた国際大会としてプレミア12が行われた。