2017年の南東北高校総体。相撲競技の会場は、宮城県の湯治で知られる鳴子温泉郷にある鳴子スポーツセンターだった。
高校相撲は、誰が高校横綱になるのかという個人戦も面白いが、1校3~5人で競い合う団体戦も魅力である。
全国高等学校総合体育大会(インターハイ)・南東北総体2017の相撲競技は、宮城県の鳴子温泉にほど近い大崎市の鳴子スポーツセンターで開催された。将来の相撲界を担っていくであろうと思われる選手も多く出場する大会でもある。
春は4回、夏は7回。近年では2009年夏に堂林翔太投手(現広島東洋カープ)と磯村嘉孝捕手(現広島東洋カープ)のバッテリーを擁し全国制覇を果たしている中京大中京。しかし、そんな名門校でも愛知大会を勝ち上がっていくことは並大抵ではない。
初めての夏の愛知大会ベスト4、準決勝という戦いの場に挑んだ豊橋中央。相手は全国一の11回という優勝回数を誇り、春は30回、夏は27回の甲子園出場を記録している超名門・中京大中京だった。
竜ヶ崎一は過去、春夏合わせて通算10回(春1回、夏9回)の甲子園出場実績がある。
第88回都市対抗野球が東京ドームで真っ盛りである。都市対抗野球は、昭和の声とともに誕生。1927(昭和2)年に毎日新聞が音頭を取り、当時大人気だった春と秋の六大学野球のリーグ戦の間の夏に、大会を作ることはできないものかというところから始まっていた。
少し高校野球に詳しい50代以上の人であれば、甲子園で熊谷商が下関商との乱戦を制した戦いを覚えている人もいるだろう。
今から41年前の1976(昭和51)年、「第48回選抜高校野球大会」で準優勝を果たした小山高校。
都市対抗野球の代表チームが着々と決まりつつある。全国で88ある(2017年度3月登録)企業チームにとっては、この予選を勝ち上がって本大会に出場できるか否かは、まずはその年の成果をとわれるといっても過言ではないくらいにプレッシャーが大きい。
高校野球の最終目標は甲子園出場である。それは、万人の認めるところであろう。しかし、高校野球の担う役割はそれだけではない。歴史と伝統を継承して受け継いでいかなくてはならないものもある。
全国でも最も激戦区とも言われている、都市対抗野球東海地区の二次予選トーナメント第1代表決定戦。6対2とリードした三菱自動車岡崎は、エースの山本大貴(北星学園大附)が余裕の完投勝利かと思われていた。
2013(平成25)年の第62回全日本大学野球選手権大会で、亜細亜大を破って、初めて五大学日本一の座についた上武大が所属する関甲新学生野球連盟。
2017年現在、登録されている企業チーム数は88。1970年代頃の企業チーム全盛期に比べたらおよそ4分の1であるとはいえ、クラブチームの数は261。従って、社会人野球チームの登録数そのものは、30~40年前とほとんど変わっていない。
よく言われる“球国愛知”という言葉。そのベースは戦前の高校野球の前身となる中等野球の時代に遡る。当時は、“愛知4商”と言われていて、中京商はじめ東邦商、享栄商に愛知商がそれぞれ覇を競い合っていた。
社会人野球では、毎年7月に東京ドームで開催される「都市対抗野球大会」(今年は第88回)と、10月末から11月にかけて京セラドーム大阪で開催される「日本選手権大会」(今年は第43回)が2大大会となっている。
大学野球の歴史は、早稲田大と慶應義塾大の早慶戦に始まった東京六大学野球が原点となっている。
今年、首都大学野球連盟のキャッチフレーズは、『今こそ、「首都」の底力。』というものだ。
今、大学野球が面白い。ことに、老舗リーグと言われている東京六大学野球、東都大学野球、関西六大学野球だけに限らない。
「第89回選抜高等学校野球大会」の組み合わせが決まった時点で、「もしかしたら、決勝戦で大阪勢対決もあるかもしれない」と思われたが、その通りになった。
参加校の多い東京都は、毎年春季大会の始まりが早い。「春季東京都高等学校野球大会」(以下、春季東京都大会)の一次ブロック予選は、練習試合解禁となった翌週からすぐに始まる。
今年で89回目となる「選抜高等学校野球大会」(以下センバツ)が19日から始まる。その組み合わせが10日に抽選が行われ決定した。今大会は、初戦から有力校同士の対決も多く、大会序盤から目が離せない展開となりそうだ。
3月の1週を過ぎたところで、日本高校野球連盟は加盟各校の対外試合を許可している。センバツ甲子園出場が決まっていて早目にチームを仕上げていきたいところや、試験休みのある私学などでは、待ちかねたかのように解禁日となる8日に試合を組んでいるところもある。
3チームが参加した日本女子プロ野球リーグ(以下JWBL)のプレシーズンゲームとなる「ウインターカップ」。
今年で設立以来8季目を迎えることになる女子プロ野球。まだまだ認知度は高くはないところもあるが、技術レベルも認知度も年々高まっている。
日本の女子アイスホッケーが平昌冬季オリンピックの代表第一号となった。かつては男子だけのスポーツという固定観念が強かったアイスホッケーのような競技でも、今の時代は女子種目としてしっかり存在しているということを改めて実感した。
「いよいよ球春到来か…」と思わせてくれる。センバツ高校野球の代表校が決まったからだ。
「第53回全国大学ラグビー選手権大会」~決勝~
帝京大33(14―14/19―12)26東海大
■帝京大は8大会連続優勝
強い東福岡(福岡)の2大会ぶり6回目の優勝で幕を閉じた「第96回全国高校ラグビー」。東福岡は、大会前から優勝候補の筆頭と言われており、結果的にはその通りの強さを示した形になった。
イングランドで開催された「ラグビーワールドカップ2015」で、世界の強豪国のひとつである南アフリカを相手に歴史的な勝利を挙げたラグビー日本代表。史上初となる3勝を挙げてから1年以上が経過した。
高校野球は11月末(実質的には、最終週の週末)を終えると、翌年の3月の1週目が過ぎるまでは、対外試合が禁止という規定になっている。これは、雪などで試合ができない地域が出てくるので、その格差をなくすためという目的もあるようだ。
今年も残すところわずかとなったが、野球ファン、特に高校野球ファンにとってのこの時期の楽しみといえば、毎年1月下旬に発表されるセンバツ高校野球の出場校を予測することである。
近年の高校野球を見ていて特に感じることがある。高校野球の上位校は、ますます“二極分化”が進んでいるということだ。その顕著な傾向は、今年も如実に表れたのではないかと感じている。
今年の第47回明治神宮野球大会、高校野球の部は東京と大阪の代表校による決勝となった。早稲田実業の清宮幸太郎君と履正社の安田尚憲君という東西のスラッガー対決も話題となり、例年以上に注目度が高かった。
11月11日から始まる第47回明治神宮野球大会への出場権をかけて、今年で12回目となる横浜市長杯争奪関東大学野球選手権が10月31日から4日間、横浜スタジアムで開催された。
8月のリオデジャネイロ五輪女子レスリングでは、日本代表メダリストすべてが至学館大の卒業生もしくは在校生だった。また、平成16年度卒業でこれまで金メダル3個、銀メダル1個を獲得した吉田沙保里選手が11月1日に同大の副学長に就任したことも話題となった。
雨で全会場の足並みはそろわなかったものの、10月8日から来春の選抜高等学校野球大会(センバツ)の選考に影響を与える秋季東京都大会が始まった。
10月に入り、各大学野球リーグ戦も佳境に入ってきた。老舗の東京六大学野球や二部も含めて注目選手が目白押しの東都大学野球はもちろんのこと、その他のリーグも秋の覇者を目指して激しい争いが展開されている。
都市対抗野球を頂点とする社会人野球だが、秋の最大のハイライトとも言えるのが日本選手権である。この大会は予選敗退チームから有力選手の補強が可能な都市対抗とは違って、日本選手権は純粋に単独チームとして戦わなくてはならない。
高校野球の現場は本当に忙しい。ついこの間、夏の甲子園が終了したと思ったら、地方紙などはすでに秋季大会の話題が掲載されている。当然といえば当然のことだが、高校野球では夏の大会で敗退すると、翌日から新チームとして1・2年生だけのチームがスタートする。