
卓球の日本一を決める「天皇杯・皇后杯 2026年全日本卓球選手権大会」のダブルスが、29日から愛知県のスカイホール豊田で開催されており、連日熱戦が繰り広げられている。
今大会に女子ダブルスと混合ダブルスで出場しているのが、張本美和(木下グループ)。前週に行われたシングルスではジュニアの部と一般の部で2冠を達成した17歳が、ダブルスでも順調に勝ち進んでいる。
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■シングルスは早田撃破で悲願達成
張本美は東京体育館で行われたシングルスで、ジュニアの部決勝では小塩悠菜(JOCエリートアカデミー)を下し、石川佳純以来となる4連覇を達成。さらに、一般の部では過去2年連続決勝で敗れていたが、史上4人目の4連覇を狙った早田ひな(日本生命)との激闘をフルゲームの末に制し、悲願の初優勝を成し遂げた。
シングルス2冠の勢いをそのままに、2年連続で分離開催となった愛知でのダブルスにも挑んでいる張本美は、長﨑美柚(木下アビエル神奈川)と女子ダブルス、松島輝空(木下グループ)と混合ダブルスにそれぞれ出場している。
女子ダブルスは2回戦からの登場となり、初戦では岸凜/山田凜(明誠高)をストレートで下すと、30日の3回戦では赤江夏星(日本生命)/竹谷美涼(香ヶ丘リベルテ高)組に3-1で勝利。その後もストレート勝ちを重ね、準々決勝へ駒を進めた。
一方、10代での“王者”ペアとして注目を集める松島との混合ダブルスでも順調な勝ち上がりを見せ、30日の4回戦で上村慶哉(シチズン時計)/三村優果(サンリツ)組を3-0で退け、こちらもベスト8入りを果たしている。

松島輝空、張本美和(C)WTT
■終盤戦に待ち受ける強豪ペア
シングルスでジュニアの部、一般の部を制した張本美には、前人未到の4冠を達成する可能性が残されている。そんな中、31日からの準々決勝以降は、大一番が続く。
中でも注目されるのが、女子ダブルス準決勝での対戦が見込まれる大藤沙月/横井咲桜(ミキハウス)組との対戦。世界ランキング1位の経験を持つ同学年コンビは今大会最大の難敵と呼べる。
さらに、もう一方の山には昨年の優勝ペア・笹尾明日香/麻生麗名(日本生命)や、平野美宇(木下グループ)/木原美悠(トップおとめピンポンズ名古屋)組、佐藤瞳/芝田沙季(日本ペイントグループ)組といった強豪がひしめく激戦区となっている。松島との混合ダブルスを含め、連戦が続く中で強豪との対戦をどう乗り切るかが、4冠達成の鍵を握る。
シングルスで見せた勢いそのままに、17歳の張本美がダブルス2種目も制して前人未到の4冠を達成できるのか。終盤を迎える全日本の戦いに注目が集まる。
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