【THE INSIDE】高校野球探訪(6)大府高、夏へ向けて最後の遠征で調整 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE INSIDE】高校野球探訪(6)大府高、夏へ向けて最後の遠征で調整

オピニオン コラム
大府のシートノック
  • 大府のシートノック
  • 大府vs日大藤沢
  • 大府・野田雄仁監督
  • ノックする大府の野田監督
  • キャッチボールをする日大藤沢
  • 保護者会からの激励を聞く日大藤沢
  • 大府のノック
  • 大府ナイン
7月に入り高校野球もいよいよ夏本番へ向けて、開幕モードも高まってきた。ただ、この時期は学校にとって難点もある。それは大事な練習期間が期末試験の日程と重なっていくことだ。

7月第1週は開幕を翌週に控えている各校にとっては、最も大事な時。ところが学校によって期末試験期間中のところもあれば、週明けから試験が始まる場合もある。夏へ向けて最後の遠征試合を組んでいた愛知県の“公立の雄”、強豪の大府はちょうど前日に試験が終わったところだ。

やや練習不足という要素は否めないが、最後の実戦調整という形で神奈川・静岡遠征となった。初日は日大藤沢、翌日は東海大会王者の常葉橘との試合だ。


大府vs日大藤沢

大府は今年、浅野亨太投手の評判がよく、8年ぶりの甲子園出場も夢ではないと期待が高まっている。もっとも夏の戦いを見据えた上では、浅野投手ひとりに頼るわけにはいかない。他の投手がいかに安定するかが大事なカギとなる。

そこで野田雄仁監督が注目しているのが左腕の八木君だ。春季県大会でもある程度の結果を出しているだけに信頼も高い。しかしこの日は4イニングを任されたが、持ち味のキレはもうひとつだった。

初回は四球と甘いところを狙われて、5番・堀口君に打たれて先制を許す。3回には右翼へ柵越の本塁打を浴びた。少しコースが甘く入ったところをミートのいい4番・半場君に運ばれたのだ。

それでも大府は3~5回に鰐部君のタイムリー、須藤君に二塁打と進塁打などで1点ずつ返していきリードを奪った。そのリードをどう守っていくのかという絶好のシチュエーションで前述の浅野君が投入された。

ところが1番からの好打順で始まった日大藤沢は、菅原君がファウルで粘った末に中前へ安打すると、続く秋元君も右中間を破って二、三塁。失策と内野ゴロで日大藤沢は逆転した。

さらに7回にも二死走者なしから半場君の左前打をきっかけに死球と菊地君のタイムリー打で1点追加。ここぞというチャンスで確実に得点を奪っていくしぶとさは、日大藤沢の持ち味だ。



結局、浅野君は制球力に課題を残した。野田監督は、「実は少しフォームを調整中で、今回の遠征では2日間である程度まとめていかれればいいかなという感じ。幸いシードを得られている。初戦(21日)まではまだ少しあるから、それほど心配はしていません」と余裕を見せていた。それより試験明けで、これから野手陣はもっと振り込んで本番へ向けて上げていってほしいという気持ちが強い。

主将でリードオフマンとして「ここ何年か、自分が見てきた中では一番リーダーシップのある選手」と野田監督が評価する杉谷悠真君。この試合では、5回に右越二塁打は出たものの、まだまだ本来のスイングではないという。それでも試験から解放された選手たちは、これから本来の力を発揮しながら夏本番へ向かっていく。


大府・浅野君

一方の日大藤沢。この日も午前中は授業だったこともあり、試合が午後からの一本になった。「学校としても授業優先という方針で、野球部とはいえ優遇されていないのが正直なところ。ですから学校としても、どうしても勝ってくれと言うところではない」と山本秀明監督。野球部強化ということだけでいえば、頭が痛い。

しかし、新村君と布施君、エース格の大倉君と、この日マウンドを任された投手陣はそれぞれに役割を果たした。

折しも試験が翌日から待っているという状況だ。大会が近いから練習は許可されているのだが、「成績が大事な学校」で手抜きは許されない。それで野球も頑張ってほしいということになる。そういう中で選手たちは精いっぱいのパフォーマンスを見せていた。ことに一球に対する執念、諦めないで喰らいついていく姿勢は十分に示してくれた。大府の浅野君も、そんな粘りにやや根負けしたというところもあったようだ。


保護者会からの激励を聞く日大藤沢

「チームとしてはベスト8から4あたりまでは行けることもあります。だが、そこからもうひとつ上の戦いとなると、去年の夏もそうでしたが力負けしてしまうんです(準決勝で東海大相模に1-8のコールド負け)」

山本監督はあとひとつのチーム力の底上げをどうしていくのか、これから初戦までの短期間でどこまで積み上げられるのか、ということにチャレンジしていく。各チームの練習の成果、それを確認していくのが夏の大会の楽しみでもある。
《手束仁》
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