【THE INSIDE番外編】アマ相撲は、団体戦に格別の見どころがある…インターハイ相撲競技(団体戦) | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【THE INSIDE番外編】アマ相撲は、団体戦に格別の見どころがある…インターハイ相撲競技(団体戦)

ふじのくに千本松フォーラム(プラザ ヴェルデ)で開催された2018(平成30)年度全国高校総合体育大会相撲競技大会(第96回全国高校相撲選手権大会)。

オピニオン コラム
優勝した埼玉栄の表彰
  • 優勝した埼玉栄の表彰
  • 2018高校総体相撲競技
  • 2018彩る感゛投、東海総体相撲競技のポスター
  • いよいよ決勝、鳥取城北・當間嗣斗君と埼玉栄・春山万太郎君
  • ベスト4に進出した飛龍のアスハダ君
  • 下山君(小牛田農林)が友山君(向の岡工)を寄り切り
  • 悔しい準優勝の鳥取城北
  • 感無量の埼玉栄・神山龍一君に声をかける山田監督
ふじのくに千本松フォーラム(プラザ ヴェルデ)で開催された2018(平成30)年度全国高校総合体育大会相撲競技大会(第96回全国高校相撲選手権大会)。

団体戦の優秀32校による決勝トーナメント大会は、8月5日に午前九時から開催されて、埼玉栄が鳥取城北との2年ぶりの決勝対決を制した。準々決勝以降の結果は次の通り。

【準々決勝】
向の丘工(神奈川) 4-1 野村(愛媛)
埼玉栄(埼玉) 5-0 文徳(熊本)
飛龍(静岡) 5-0 拓大紅陵(千葉)
希望が丘(神奈川) 0-5 鳥取城北(鳥取)

【準決勝】
向の丘工 2-3 埼玉栄
松村将伍 ○おしだし● 春山万太郎
出沼大樹 ●はたきこみ○ 齋藤大樹
津田鷹秀 ○よりたおし● 二本柳亘
石塚磯男 ●こてなげ○ 新井宥里
友山勝義 ●よりたおし○ 神山龍一

飛龍 1-4 鳥取城北
大桑元揮 ○はたきこみ● 當眞嗣斗
鈴木優斗 ●おしだし○ 向中野真豪
アスハダ ●したてなげ○ 志戸俊輔
土屋和也 ●おしだし○ 小関拓道
岡田晃周 ●よりきり○ ダワーニンジ

【決勝】
埼玉栄 2-3 鳥取城北
春山万太郎 ○おしだし● 當眞嗣斗
齋藤大輔 ○うわてだしなげ○ 向中野真豪
影山由伸 ●よりきり○ 志戸俊輔
新井宥里 ○おしだし● 小関拓道
神山龍一 ●よりきり○ ダワーニンジ

3年連続で決勝進出の鳥取城北と、2年ぶりの埼玉栄の決勝。両校が決勝で対戦するのは木更津市開催となった2005(平成17)年度の第83回大会以降、2年前に続いて通算5回目となる。過去の決勝での対戦成績は2勝2敗の五分となっている。インターハイの実績としては、これまで埼玉栄は優勝9回、準優勝4回、鳥取城北は優勝3回、準優勝5回という数字で、平成時代の高校相撲の名門校同士の対決である。

盛り上がった決勝の土俵

今大会も、どちらも前評判は高く、いわば順当な決勝進出だったともいえる。ただ、そこまでの道のりは必ずしも順風ではなかった。鳥取城北は予選1回戦でいきなり強豪金沢学院と当たって、1対4で敗れて勝ち点を落とすというスタートだった。

埼玉栄も、予選2回戦では下村龍太郎君が高松南の白川大貴君のはたき込みに屈し、予選3回戦ではエースの齋藤大輔君が平舘の長内龍君に押し出されるということもあった。

それでも、埼玉栄は勝点3の13点で文徳、箕島、海洋と同点の2位通過。鳥取城北は勝点2の11点で拓大紅陵、報徳学園と並んでの9位通過だった。なお、1位通過したのは勝点3で14点の希望が丘だった。

大会3日目で決勝トーナメントに入って、1回戦で埼玉栄と平舘という予選3回戦と同じ対戦があったが、今度は埼玉栄が5対0。齋藤大輔君も長内君を下手投げで下した。鳥取城北も近大附に5対0だった。他には拓大紅陵と文徳が5対0で進出したが、ことに文徳の草野直哉君、津澤太一君らの安定した相撲が光った。

地元静岡県勢は富士宮北が大垣日大に対して先峰、二陣と連勝しながら以降3連敗で姿を消した。飛龍はアスハダ君が白川大貴君に突き出されたものの、高松南を4対1で下した。飛龍は2回戦では箕島に5対0。個人戦3位の鈴木優斗君も坂前由基君を寄り切った。

注目されたのは準々決勝での埼玉栄と文徳の対戦。これが、事実上の決勝戦になるのではないかと思われたくらいである。文徳を先鋒に小柄な橋本大海君に代えて花岡真生君を起用して勝負を賭けてきた。しかし、埼玉栄の春山万太郎君は慌てることなく押し出した。齋藤君も草野君を寄り切り、副将戦では新井宥里君が伝え反りという大技で津澤君を下すなどで5対0。結局、この勢いで、埼玉栄は準決勝、決勝も勝ち切った。

優勝表彰の土俵に上る埼玉栄の選手たち


決勝の副将戦で新井君が小関君を押し出した時には、これまで冷静だった齋藤君ら埼玉栄の選手たちは思わずガッツポーズで土俵に駆け上がってくるくらいだった。どんなに大人びて見えても、やはりそこは18歳の高校生だなぁと、ちょっと微笑ましかった。それほど団体優勝の喜びは大きいということでもある。

試合後は、全員が110kg以上という巨体が、次々と仲間によって胴上げされていた。最後は大将戦で敗れたものの、神山君は感無量の涙を流していた。これが高校相撲の素晴らしさなのかなと、見ているこちらもちょっとほろっとしてしまった。
《手束仁》
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