スポーツライター。ジュニア時代はスプリントを中心に競技活動。現在は幅広くスポーツを見つめる。日々の執筆のなかで旬なアスリートを掘り下げて考える連載【THE ATHLETE】を執筆。
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2016年までにMLBワイルドカードゲームでは20人の投手が先発した。そのうち4回を完了できなかった例はひとつしかない。しかし、今年のワイルドカードゲームでは、4人全員が4イニングを投げ終えることなく降板した。
衰えであったりケガであったりで全盛期のプレーができなくなった選手に対し、見ている側は簡単に「彼は終わった」「もうトップレベルではない」などの言葉を浴びせてしまう。だがプレーしている本人は、そんな言葉を唯々諾々と受け入れるわけにはいかない。
IOC(国際オリンピック委員会)は9月13日に2024年夏季五輪の開催地にパリ、2028年の夏季五輪開催地にロサンゼルスを選出した。2開催同時発表の背景には商業オリンピックの先行き不透明さも絡んでいる。
WBO世界スーパー・ウェルター級6位の亀海喜寛(かめがい よしひろ/帝拳)が8月26日、米国カリフォルニア州カーソンのスタブハブ・センターでキャリア最大のビッグマッチに挑む。元世界4階級制覇王者ミゲール・コットとのWBO世界スーパー・ウェルター級タイトルマッチだ。
歴史に残る名スプリンターはキャリアの最後を栄光で飾ることができなかった。8月12日に行われた世界陸上ロンドン大会、男子400メートルリレーでジャマイカのウサイン・ボルトは途中棄権。左脚を痛めて最後の競技を終えた。
7月29日に行われた明治安田生命J1リーグ第19節。ヴィッセル神戸のルーカス・ポドルスキが注目されたデビュー戦で2ゴールを挙げ、「最高のスタートになった」と喜んだ。
クリーブランド・キャバリアーズのカイリー・アービングが、今オフで他球団へのトレードを希望したとされる。その理由は同チームに所属するレブロン・ジェームズの存在だ。
「いつかプリメーラ(スペイン1部リーグ)の舞台でプレーすることが夢でしたし、昨季からスペインでプレーしてチャンスをつかみ、この舞台で今季からプレーできることを嬉しく思っています」
2017年のNBAファイナルは『三部作』が象徴的なワードだった。
「今日の試合は賢く戦う必要があった。12ラウンドの試合はアマチュアとは違うからね。コーチに『1ラウンド休んで呼吸を整えたので反撃に出る』と伝えた」
季節の変わり目は出会いと別れに満ちている。そして出会いも別れも予期せぬ形で唐突にやってくる。
1934年11月に日本は野球アメリカ代表を招いて日米野球を開催したがベーブ・ルース、ルー・ゲーリック、ジミー・フォックスを擁するアメリカの強力打線に16試合で47本のホームランを打たれた。
「2017 ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)2次ラウンドE組第3戦が3月15日に東京ドームで行われ、日本はイスラエルを8-3で破り4大会連続の準決勝進出を決めた。
「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)の1次ラウンドが始まり、3月10日は初優勝を目指す野球大国アメリカがコロンビアとの初戦に臨んだ。苦しみながらも3-2で勝利したアメリカ。この試合で一際目を引いた選手がいる。
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦、バルセロナ(スペイン)は敵地でのファーストレグを0-4で落とすも、セカンドレグは6-1で勝利。パリ・サンジェルマン(フランス)を下して準々決勝に駒を進めた。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)1次ラウンドB組みの試合が3月7日に行われ、侍ジャパンこと日本代表がキューバ代表に11-6で勝利した。スコアだけ見れば大勝だが、終盤に5点を返されたことで試合直後から不満の声が漏れている。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が3月6日に開幕し、1次ラウンドA組みで韓国(世界ランク3位)とイスラエル(同41位)が対戦した。試合は延長までもつれた末にイスラエルが2-1で勝利している。
おとぎ話のラストがハッピーエンドでも、その幸せが永遠に続くとは限らない。王子様と結婚した平民の娘には、言葉や所作ひとつ間違えただけで厄介なことになる貴族の仕来りが待っている。
格闘技イベント『UFC208』が2月11日に行われ、女子バンタム級タイトルマッチでホリー・ホルムとジャメイン・デ・ランダミーが対戦した。試合は打撃で優位に立ったデ・ランダミーが判定勝ち。女子バンタム級初代王者となった。
『荒れる全豪』という言葉がある。1月に行われる全豪オープンテニスは波乱が起きやすく、しばしば上位シードの選手が思わぬところで敗れるためだ。
ジャパンラグビー・トップリーグは1月14日、最終節となる第15節の試合が行われた。ノエビアスタジアム神戸で行われたサントリーサンゴリアス対神戸製鋼コベルコスティーラーズは、サントリーが27-15で勝利。全勝のサントリーが今シーズンのトップリーグを制した。
12月14日に行われたFIFAクラブワールドカップ(W杯)準決勝は歴史的な一戦になった。
サッカー元イングランド代表MFスティーブン・ジェラードが11月24日、現役引退を表明した。8歳でリバプール(イングランド)の下部組織に入団すると、その後も欧州ではリバプール一筋でプレーし続けた。
「我々は彼を安売りするつもりはない。なぜならパワーと運動能力を持った、プレミアムポジションの選手だからだ。彼は2015年に振るわないシーズンを過ごしたが、それは我々の彼に対する評価を変えはしなかった」
11月5日に行われたジェシー・バルガスとのWBO世界ウェルター級タイトルマッチを制し、再びフィリピンの英雄がボクシング界の中心に戻ってきた。リング上で勝ち名乗りを受けたあと、マニー・パッキャオは何度か「everybody(誰でも)」と繰り返した。
クレイトン・カーショウの大車輪の活躍により、ワシントン・ナショナルズとのナショナル・リーグ地区シリーズを制したロサンゼルス・ドジャース。シカゴ・カブスとのリーグ優勝決定シリーズでは、第1戦に前田健太が先発した。
メジャーリーグが全日程を終了した10月2日、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手がツイッターを更新した。右前腕部の張りでシーズン終盤の登板を回避した田中は、「悔しい想いがあります」とつづっている。
全米オープンテニスで9月9日、男子シングルス準決勝が行われた。第6シードの錦織圭は第3シードのスタン・ワウリンカと対戦、第1セットを先取したが6-4、5-7、4-6、6-2で敗れ2年ぶりの決勝進出はならなかった。
全米オープンテニスで9月7日、男子シングルス準々決勝が行われた。第6シードの錦織圭は第2シードのアンディ・マレーと対戦し1-6、6-4、4-6、6-1、7-5で勝利。3時間57分の激闘を制して準決勝に進んだ。
格闘技イベント『UFC202』が8月20日、米国ラスベガスのT-Mobileアリーナで開催された。メインではコナー・マクレガーとネイト・ディアスが対戦、5ラウンドの死闘の末、マクレガーが2-0の判定で勝利を収めた。
真っ赤に染まったマツダスタジアムで黒田博樹は開口一番、「本当にホッとしています」と心境を語った。7月23日、阪神戦で黒田は7回を5安打無失点に抑え、日米通算200勝を達成した。デビューから20シーズン目での到達だった。
6月29日のウィンブルドン選手権男子シングルス2回戦、超満員の観客席は異様な盛り上がりを見せていた。彼が1ポイント取るたびに耳をつんざくような歓声があがり、初めてゲームをキープしたときは総立ちになった。
イギリスは6月23日に国民投票で欧州連合(EU)からの離脱を決めた。『Brexit=英国離脱』派の勝利に終わった投票結果は、直後から世界的な混乱を招きスポーツ界にも大きな影響をおよぼすと考えられている。
1年前の2015年6月16日、クリーブランド・キャバリアーズは本拠地クイックン・ローンズ・アリーナでゴールデンステート・ウォリアーズに破れ、2勝4敗でNBAファイナル初優勝を逃した。
2000年代前半の格闘技を見ていた人間にとって、エメリヤーエンコ・ヒョードルという名前は特別な存在感を持つ。
メジャーリーグ(MLB)のマイアミ・マーリンズに所属するイチロー外野手が6月15日、ペトコ・パークでのサンディエゴ・パドレス戦で2本の安打を放ち、日米通算安打数を4257本とした。
手痛い失敗の記憶や、努力が結果に結びつかない時期を長く過ごしたことで、昔は好きだったものが嫌いになったり、苦手と感じたりすることがある。錦織圭にとってはクレーコートでの戦いがそうだった。
5月14日のパルク・デ・プランスは伝説の夜になった。この日、パリ・サンジェルマンのズラタン・イブラヒモビッチはFCナント戦に先発、2ゴールを挙げ今季の得点を38に伸ばした。これはカルロス・ビアンチの記録を塗り替える、クラブのシーズン最多ゴール数だ。
ボクシングのWBC世界ミドル級タイトルマッチが5月7日に行われ、王者のサウル・“カネロ”・アルバレスが挑戦者のアミール・カーンに6回2分37秒KO勝ちして初防衛を成功させた。