自転車ジャーナリスト。 自転車関連雑誌の編集、制作に長く携わる。 本誌では主に輪行を中心とした生活密着型の自転車活用ノウハウを展開。
丹沢山地を縦断する県道70号線は、ヤビツ峠(標高761m)をはさんで南が表ヤビツ、北が裏ヤビツと称されています。多くのサイクリストが“表”から上るこの峠を、連休の最終日に“裏”から上ってみました。
サイクリング、特に長距離を走るロングライドで、コンビニほど重宝するものはありません。飲食の調達はもちろんトイレで用を足したりと、休憩ポイントとして欠かせない存在です。夜間走行もあるブルベ(注)など、コンビニなくして成り立たないといってもいいでしょう。
それは3年前のある日のこと。坂を上っている最中に乾いた破裂音が耳に届き、サドルが少し沈み込みました。パンクかと思って自転車を止めると、信じられない光景を目にすることに。
かつての友人との再会、あるいは共通の趣味や話題でつながった新たな交流ができるといった有用性が認められるソーシャルネットワーキングサービス(SNS)も、広く普及するにつれ、特に投稿内容について苦言が呈されるようにもなりました。
栃木県宇都宮市でのジャパンカップに引き続き、埼玉県さいたま市ではツール・ド・フランスさいたまクリテリウムが開催。僕は前者のクリテリウムと後者を観戦しました。
走行中の道案内について、もう少し詳しく紹介します。自転車に取り付けたGPSには目的地までのルートを探索し、交差点や分岐で進行方向を指し示すナビゲーション機能が搭載されています。しかし、僕はこれをほとんど使ってません。まずはその理由を明かしましょう。
サイクリングに出かける際、特にアプローチに鉄道を利用するときや泊まりがけとなるときは、事前にしっかりとした計画を立てると時間のロスがありませんし、費用を安く抑えることもできます。
2013年10月に、台風26号が被害をもたらした伊豆大島。土石流が下った山肌には、今も傷跡が残されています。観光客の数も元に戻ってはいません。そのため多くの人に訪れてもらおうとさまざまな特典を用意。今回はそれを生かしたサイクリングのプランを紹介しましょう。
僕が自転車で都内に向かうとき利用する国道4号線(日光街道)、そこには2カ所の“鬼門”があります。荒川に架かる千住新橋と隅田川に架かる千住大橋です。それがなぜ“鬼門”といえるのか? この場所での自転車の通行方法について、まず説明しましょう。
「あしたのプラットホーム」というブログが、自転車の車道走行を推進する自転車活用推進研究会(本サイトのコラムニスト、疋田智さんも同会メンバー)を批判していたため、興味をそそられて拝読しました。その大要は以下のとおりです。
十分な練習を積むことができないまま、クラブの創立記念行事の1つとなる東京~直江津(300km)タイムトライアルに臨みました。脚力にはもともと自信はなく、5年前となる前回と同様にマイペースの単独走行です。
先々週に続いて先週末も雨で、房総半島を走る予定はまたもおあずけに。
オーバーホールに出したツーリング車が戻ってきました。3週間ぶりに対面した愛車はすっかり生まれ変わって…と自慢したいところですが、フレームの塗り替えをしなかったため新品同様とはいえません。
ベトナムから帰国したその足で、品川のホテルに向かいました。旅行中の疲れをホテルでほぐしてから帰途につく、まさにセレブらしい振る舞いといえましょう。
連れ合いとともにベトナム中部の観光地、ホイヤンを訪れています。アジア各国を訪れる旅行では、いつも現地でレンタサイクルを利用。もちろん、今回もそうです。
2台あるツーリング車のうちの1台を、浅草にあるツーリング車専門店「オオマエジムショ」でオーバーホールに出しました。「自転車のオーバーホールって?」と思われる方もいらっしゃるでしょうから、それは追って説明しましょう。
JR中央本線の甲斐大和駅から上日川峠と柳沢峠を越え、奥多摩湖を経由して西武池袋線の飯能駅まで距離106.6km、獲得標高2787mというコースを走りました。
「ロードバイクを購入したいけど、家のローンがあるうえに子育てにお金が掛かり、自由になるお金が3万円しかない」との相談を受けました。
天候に悩まされた3連休、みなさんはどのように過ごされましたか。僕はクラブのツーリングで福島を訪れました。被災地を取材する知り合いに同行した2011年以来、3年ぶりとなります。
二人で暮らすわが老親。健康には恵まれているものの、自宅から最寄りの店までが0.5km、大型スーパーだと1.3kmの距離があるため、買い物など移動のほとんどを父が運転するクルマに頼っています。
自転車を趣味とする人の多くは、次第に自転車の数が増えていきます。仕事にしている割に少ないほうとはいえ、それでも僕自身、妻の分と合わせて6台の自転車を所有しています。
1年ほど前に河出書房新社から、「サイクル・サイエンス 自転車を科学する」が刊行されました。タイトルにあるとおり自転車にまつわるさまざまな事象を、科学の視点から取り上げたものです。
前回のコラムで、少しだけ紹介した腕時計のような謎の物体。まあ、多くの方はお気づきと思いますが、心拍センサーです。台湾のメーカー、ミオから発売されたばかりの「リンク」は手首で脈拍を感知し、そのデータをサイクルコンピュータやGPS、スマートフォンなどに送ります。
前回のコラムに掲載した写真は、私が自分撮りしたものです。構図もまとまっていて、なかなかうまく撮れていますね。腕が上がったのかと勘違いしそうになりましたが、そこにはちゃんと理由がありました。3月に購入したデジタルカメラのおかげです。
いよいよ関東も梅雨入り。先週末は雨だったため、予定していたサイクリングをあきらめました。このように日帰りなら出かけないのが基本。雨中の走行は危険が高まりますし、何より楽しくありません。
サイクリングの計画を立てるには、インターネットが欠かせません。途中で補給が可能かどうかの確認も、ネットの地図を利用します。コンビニやスーパーならジャンル一覧にも掲載され、簡単に調べることができます。
【澤田裕のさいくるくるりん】 もともとレース機材として生まれたロードバイクを、ツーリングに使う人が増えています。ただ、かさばる荷物をどうするか? 特に泊まりがけともなると悩みます。
【澤田裕のさいくるくるりん】 今回は、これまで何度か触れてきた「輪行」そのものがテーマです。フレームを折りたたむ、あるいはホイールを外すことでコンパクトにした自転車を、専用の袋(バッグ)に入れて公共交通機関に持ち込み、移動するのが輪行。
埼玉県のサイクリストから聖地と呼ばれる白石峠に行ってきました。起終点とした小川町は甲州街道の裏街道とされた秩父往還道により古くから栄え、今も日本酒や和紙など伝統を継ぐ産業が息づき、「武蔵の小京都」と呼ばれています。
楽しかったゴールデンウィークも終わり、通勤・通学モードへの切り替えに苦労している人も多いでしょう。
東京都内のサイクリングロードというと、すぐに思い浮かぶのが多摩川と荒川。どちらも週末にはサイクリストだけでなく散歩やジョギングをする人、河川敷の施設を利用する人でにぎわっており、それゆえトラブルも発生しがちです。
「自転車は車両だから、車道を走るのが当たり前で…」、買い物のときぐらいしか自転車に乗らない人にそんな話をすると、決まって返ってくるのが「車道を走るのは危険だから」という言葉です。
このコラムで紹介した荒川の緊急用河川敷道路において、新たな動きがありました。国道4号線の千住新橋との立体交差を前後する3か所に、自転車を減速させるための舗装が施されたのです。
目黒駅から目黒通りを東に進んで徒歩3分という好立地に、新しく「自転車文化センター」が誕生しました。
最速となった高知市に続き、全国各地で桜の開花が発表されています。初夏を思わせる陽気に誘われ、花見を思い立った人も多いのでは。よく知られた桜の名所のなかには、川沿いに続く桜並木もあります。権現堂桜堤(埼玉県幸手市)や目黒川(東京都目黒区)、山崎川四季の
ようやく春めいてきた3月中旬、荒川上流部を目指して自宅から走り出しました。ところが川にたどり着いて河川敷に下ったとたん、工事で迂回せねばならないことを知ります。
しかも強い向かい風。そのためあっさり断念してハンドルの向きを変え、下流へと再スタートを切
年度の切り替わりを控え、就職や進学、転勤、転職などを機に、都市部に移り住む人が増える時期となっています。新しい住まいをどこにするかを悩み、それがどんなところになるのか、期待と不安を抱いている人も多いでしょう。
ランニングを始めた人のうち67%が、6か月以内に辞めてしまったそうです。スポーツウェアの製造と販売を手がけるデサントが、昨秋行ったアンケート調査の結果です。
本州と四国を結ぶ瀬戸内しまなみ海道は、国内はもとより海外からも観光客が訪れるサイクリングの聖地です。
「コミュニティサイクル」という言葉を聞いたことがありますか? エリア内に複数の貸し出し&返却スポットが用意され、そこで自由に乗り捨てられるレンタサイクルのことです。7年前にスタートしたフランスのヴェリブは、パリ市内1700か所以上のスポットに2万3000台が配