自転車ジャーナリスト。 自転車関連雑誌の編集、制作に長く携わる。 本誌では主に輪行を中心とした生活密着型の自転車活用ノウハウを展開。
前回のコラムの続きです。高千穂鉄道の遺構を巡ったその日は、高千穂峡も訪れました。ここはメインとなる観光地で、急坂を下っていくと「駐車場満車」と書かれた看板が道路脇に立っています。
みなさんはシルバーウィークをどのように過ごされましたか。僕はこのコラムでお知らせしたとおり、九州を自転車で巡りました。天気に恵まれた旅行のトピックを、順に紹介しましょう。
千葉県野田市と埼玉県春日部市の両市にサイクルショップを構える「輪工房」の店長、田口信博さんは本業の傍ら、サイクルイベントの運営にも積極的に関わっています。
暑さが峠を越した9月となり、自転車関連のイベントがグッと数を増しました。次の日曜となる9月13日も、約20のイベントが全国各地で催されることになっています。数あるイベントの中から何を選べばいいのか、そのヒントを2回にわたって取り上げてみましょう。
前回のコラムに記したとおり、シルバーウィークは5泊6日の予定で九州を巡ります。この旅行を題材に、僕がどのように自転車旅行の計画を立てているかを紹介しましょう。
右腕の骨折から40日が経ち、キーボードを打つのはだいぶ楽に。ただし、まだ自転車に乗ることはできません。今はリハビリテーションに通いつつ、自身でストレッチもしています。この作業を行うのは主に入浴中。患部を温めて筋肉のこわばりを和らげようとの考えです。
GPSの活用については、このコラムで何度か取り上げてきました。ただ、サイクリストの中には専用機ではなく、スマートフォンやタブレットPC(汎用機)をGPS代わりに使っている人も見かけます。そこで今回は、これらを利用する際に役立つ小ネタを紹介しましょう。
5月21日公開の当コラムで、定年を機に自転車での日本一周を始めた西尾英明さんについて紹介しました。その時点で行程の半分を終えていた彼が、自宅に無事帰着との報。僕の質問に答える形で、150日におよんだ旅のあらましを語ってもらいました。
クリストファー・フルームの2年ぶり2回めとなる総合優勝で幕を閉じたツール・ド・フランス。このレースのプロトン(集団)の中には、ナショナルチャンピオンジャージを身につけた選手が混じっていました。各国で6月に開催された国内選手権で優勝した選手です。
7月11日に自転車で移動中に交通事故に遭い、病院の救急外来で応急処置を受けた話の続きです。
土曜(7月11日)の昼過ぎ、自転車で移動中に交通事故に遭って救急車で病院に運ばれ、応急処置を受けたところまでを前回のコラムで紹介しました。今回はその後の警察での事情聴取と、現場を再訪してわかったことを綴ります。
土曜の昼過ぎのことです。渋谷方面に向かって移動中に六本木通りの渋谷4丁目交差点に差し掛かったところ、右からやってきた乗用車が停止せず、そのままこちらに向かってきました…。
「子育て中の親向けに、自転車本を企画している」と、知り合いの編集者から話を聞いたのは1年以上前のこと。その本がようやく完成し、僕のところにも送られてきました。それが『おやこで自転車はじめてブック 子乗せで走る、こどもに教える』(子どもの未来社)です。
暑く日差しも強い日中を避け、夜間に楽しむサイクリングはナイトライドと呼ばれます。僕自身は強度の近視ということで夜に出かけようとは思わないのですが、それでも仕事帰りなど必要に迫られて走ることがあります。
距離20.8kmで標高差1313m(平均勾配6.4%)と全国屈指のスケールを誇り、首都圏からのアクセスに優れたヒルクライムイベントとして人気の高い「まえばし赤城山ヒルクライム大会」。9月27日に開催される今回も、3500人の定員があっという間に埋まったようです。
日本一周中の定年オヤジ、西尾英明さん(*)はモバイルPCを持参し、日々の様子をブログ「定年オヤジの人生下り坂自転車日記」に綴っています。これが日記代わりはもちろん安否を気遣う家族や友人への報告になり、さらに習慣へと堕しがちな旅の刺激ともなっているようです。
日本一周といえばサイクリストの多くが夢見るものの、いざ実行となると時間もお金もないからと二の足を踏む人が大半。できるのは体力や知識に恵まれた特別な人というイメージもあるかもしれません。そこで日本一周に挑んでいる知り合いに話を聞き、実像に迫ってみました。
このコラム(2014年3月6日公開)でも取り上げた、瀬戸内しまなみ海道におけるサイクリスト向けサービスの数々。愛好者の増加に伴ってか、同様の取り組みが各地に広がっています。
今年のゴールデンウィークは昨年と同じくクラブの行事に参加し、三重県の伊勢志摩エリアを走りました。4日は雨にたたられ、横山展望台から見下ろすリアス式海岸は霞の先。それでも仲間が知恵を絞って計画したコースは、関東から出向いた甲斐のあるものでした。
首都圏から西に向かって走るとき、その王道といったら東海道でしょう。特にロードバイクでツーリングをする人が増えた昨今では、道迷いしにくく走りに専念でき、さらに走った分だけ遠くに到達できる東海道は、努力の結果がひと目でわかるものとして人気が出ているようです。
ゴールデンウィークが近づいてきました。昨年は目指す岡山まで東京から自由席車両に乗ったところ、最後まで立ちっぱなしだったと当コラム(2014年5月8日公開)で紹介。今年は同じ轍を踏まないよう、席を予約することにしました。
わたらせ渓谷鐵道の鉄道遺産をたどるサイクリング(前回のコラムで紹介)では雨に降られ、愛車がすっかり汚れてしまいました。走っている最中に変速の具合もおかしくなったため、帰宅後に腰を落ち着けてメンテナンスをすることにしました。
前回に続いて今回は、営業中の路線にある鉄道遺産を巡るサイクリング。目指すのはわたらせ渓谷鐵道です。この路線は国鉄足尾線が1989年に第三セクターとなったとき、今の名称に変わりました。沿線には全国最多、38カ所もの鉄道遺産(国指定登録有形文化財)があります。
2014年9月11日公開の当コラムで紹介した青春18きっぷを使って、奥多摩方面に出かけました。7カ月前と同様、今回も自転車ではなく歩きです。奥多摩駅で路線バスに乗り継ぎ、向かった先は奥多摩湖。ここから「奥多摩むかし道」をたどって、駅まで引き返すプランです。
自転車関連の企業や団体が製品やサービスを紹介する、あるいは来場者に試乗などさまざまな体験をしてもらうイベントが行われています。そのうちの3つ(サイクルモード、埼玉サイクルエキスポ、新宿バイシクルフェスタ)に足を運んで思ったこと。それが今回のテーマです。
入学や就職、そして転勤のシーズンということで、住み慣れた土地を離れて新生活をスタートする人もいるでしょう。その際に必要なのが住まい選び。今回はサイクリストにとって、どんな住まいが理想かを考えました。話が首都圏に偏ることをご容赦ください。
ほぼ1年前となる2014年3月13日に公開した当コラムで、サイクリングを続けるために目標を掲げることを勧めました。その具体例のひとつとして挙げたのが札所巡り。遅まきながら有言実行ということで、所属するクラブの担当行事として坂東三十三箇所を始めました。
国道246号線(玉川通り)の上馬交差点~駒沢交差点間に自転車ナビラインが設置されたことを受け、現地を実際に走行したうえでその評価点や問題点、さらに可能性までをも語り合う催しが開かれ、僕も参加しました。
東京マラソンの当日、このコースからも近い東京国際フォーラムで、「冬の自転車長距離走ミーティング」が催されました。主催したのはセンチュリーランを走る会(自転車百哩走大王)。ロングライドを愛好する人たちの団体です。
20年前に僕が購入したApple Power Macintoshは、周辺機器との接続にADBという同社独自の規格を採用。後に購入したPowerbookもUSBをメインとしつつ、Firewireと呼ばれる端子を備えていました。いずれも今はレガシーインターフェイスとして、人々の記憶の底に沈んでいます。
悪質な自転車運転者に対する安全講習の義務化を盛り込んだ、改正道路交通法の施行令が閣議決定されました。3年以内に2回以上摘発された場合に3時間の講習を受けねばならないというもので、受講しないと5万円以下の罰金が科せられます。
オートマチック(AT=自動変速)が当たり前の自動車。販売台数比率で95%以上と、圧倒的シェアを占めています。ひるがえって自転車はどうでしょうか? マニュアル(MT=手動変速)ばかりでATが見当たりません。
オーダー車とは部品の選択だけでなく、フレームそのものまで注文に応じて作られる自転車のこと。オーダー車を一堂に集めた「2015ハンドメイドバイシクル展」が今週末(24日~25日・9時30分~16時50分、入場無料)、科学技術館1階催事場で開かれます。
この連載のコラムの初回(2014年2月27日公開)で紹介した都内のコミュニティサイクルが、江東区に続いて昨年10月には千代田区(愛称は「ちよくる」)や港区でもスタート。
自転車の適地である台湾には、自行車道(自転車道)もあちこちにあります。今回の旅行で走った台北から日月潭までも同様。今回はこの自行車道をメインに、立ち寄った見どころもあわせて紹介しましょう。
「台湾が自転車の適地」とは、最近よく聞かれる言葉です。以前に訪れたとき、地下鉄の車内に完成車のまま持ち込めることに驚き、自転車道がよく整備されていることに感心しました。派出所に空気入れや簡単な工具が置かれていると聞いたこともあります。
北京オリンピックでのスエマエ(末綱聡子・前田美順)やオグシオ(小椋久美子・潮田玲子)の入賞、ロンドンオリンピックでの銀メダル(藤井瑞希・垣岩令佳)の活躍に続き、このところバドミントンでの日本選手の活躍が目立っています。
自転車乗用中の死傷事故発生率が最も高い埼玉県草加市。警察署の資料によると、16~24歳の比率が高いことがわかりました。彼らが自転車に関する法規を正しく理解し、実行に移していないからというのが僕の推論。
毎日新聞の記事(注1)によると、自転車乗用中の死傷事故発生率が最も高いのは埼玉県草加市(307.7人、注2)。僕が住んでいるところです。2014年もすでに419人(10月末現在)が死傷。これは数で県内3位、率で県内2位です。なぜそんなに高いのかを考えてみました。
北風が強まり、外に出るのがためらわれる季節になりました。日が短くもなり、気がついたら外は真っ暗ということも。そんな季節でも、寒さを気にせず安全に自転車を楽しむことができます。今回はその方法をお知らせします。