【澤田裕のさいくるくるりん】子育て中のお母さんやお父さん。子ども連れで自転車に乗る前に一読を | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【澤田裕のさいくるくるりん】子育て中のお母さんやお父さん。子ども連れで自転車に乗る前に一読を

オピニオン コラム
自転車ツーキニストの疋田智さんが監修した『おやこで自転車はじめてブック』
  • 自転車ツーキニストの疋田智さんが監修した『おやこで自転車はじめてブック』
  • 子ども乗せ自転車としては、電動アシストタイプを勧めている
  • 子どもへの教え方に関して、専門家の指導を仰いでいる
  • 小さな子どもは、右や左がわからないというのは盲点だ
  • 子育てが一段落した親に向け、サイクリングを勧めている
  • この本を企画編集したやまがなおこさん。子育て中のお母さんだ
「子育て中の親向けに、自転車本を企画している」と、知り合いの編集者から話を聞いたのは1年以上前のこと。その本がようやく完成し、僕のところにも送られてきました。それが『おやこで自転車はじめてブック 子乗せで走る、こどもに教える』(子どもの未来社)です。

サブタイトルにもあるように、本書は読み手自身がどのように走ればいいかだけでなく、それを子どもにどう伝えればいいのかまで守備範囲としています。どのように走ればいいかも車道の左側という原則を伝えつつ、歩道なら車道寄りをゆっくりという逃げ道を用意。ハードルを上げないように…との配慮が感じられます。そして、「車道を走ろう!」と決意(?)したお母さん(あるいはお父さん)のためには、車道走行時に遭遇しがちなケース(駐停車したクルマの追い越しなど)への対処法を教えてくれます。


子どもへの教え方に関して、専門家の指導を仰いでいる

さらに子どもへの教え方。僕自身に子どもがいないこともあり、そこに書かれていることは目からウロコです。まず、なるほどと思ったのが、小さな子どもに「右」や「左」と言っても伝わらないということ。本書によると前後は3、4歳でわかるようになるものの、左右は5歳台になってやっとわかってくるそうで、しかも個人差があります。

だから言葉だけでなく、態度で示す必要も。世のお母さんやお父さん、そして幼稚園や保育園の先生や保育士さんは、そんな子どもを相手にしているわけですから頭が下がります。ちなみに僕はけっこうな方向オンチで、今でも建物から出るときなど、自分がどちらに向かったらいいのかがわからなくなります。あっ、関係ありませんね。

【澤田裕のさいくるくるりん 続く】
《》

編集部おすすめの記事

page top