■日本橋をスタートして西を目指す
僕が東田子ノ浦駅から静岡駅までの東海道を散策した先週末も、多くのサイクリストを見かけました。この散策では旧街道を可能な限り忠実にたどるようにしていますが、そうすると道が細かったりわかりにくかったりすることもありますから、自転車の場合はそこにはこだわらず、走りやすい道を選べばいいでしょう。
まず起点となる日本橋をスタートしたら、そのまま国道15号(第1京浜)を西進。六郷橋を渡って神奈川に入ると、横浜駅の手前で道は国道1号に変わります。何本もの道が入り乱れているここでは、間違えないような注意も必要。保土ヶ谷駅前を過ぎたところの坂道は、箱根駅伝でも知られた権太坂です。標高差50m弱とはいえアップダウンが続くため、意外と息が上がります。
不動坂交差点で左に分岐。国道1号のバイパスが自転車の通行不可となっているためです。クラブの行事で実走したときは戸塚駅の開かずの踏切でずいぶん待たされましたが、2014年1月に戸塚大踏切デッキ(自転車は降りて通行)が完成。その心配はなくなりました。
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福岡を目指して走行中というニュージーランド人女性
大坂上交差点の先でバイパスと合流したのもつかの間、藤沢バイパス交差点でふたたび左へ。県道30号を経由し、海沿いの国道134号を目指します。この国道、途中に自転車歩行者道が並行する区間もありますが、その道は路面が砂に埋もれていたりボードを抱えたサーファーが歩いていたりするため、あえて選ぶ必要はありません。道幅の広い国道は、自転車でも快適に走れます。
大磯駅から先は国道1号に戻り、小田原を経て箱根湯本の温泉街へ。といってもゴールデンウィーク中はほぼ満室。しかも料金も高いとあって、日帰り温泉に浸かったらそのまま電車で引き返すか、一泊するにしても手前の小田原が賢明。翌日は箱根越えに挑戦です。
【西を目指し、王道を往くサイクリストが増加中 続く】