【澤田裕のさいくるくるりん】自転車の殿堂が教えてくれる、初心と今後 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【澤田裕のさいくるくるりん】自転車の殿堂が教えてくれる、初心と今後

オピニオン コラム

壁一面に並べられた自転車関連の書籍や雑誌。フロアにはクラシックな自転車や部品が展示されている
  • 壁一面に並べられた自転車関連の書籍や雑誌。フロアにはクラシックな自転車や部品が展示されている
  • 【澤田裕のさいくるくるりん】自転車の殿堂が教えてくれる、初心と今後
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目黒駅から目黒通りを東に進んで徒歩3分という好立地に、新しく「自転車文化センター」が誕生しました。

これまで科学技術館内にあった施設が移転したもので、自転車関連の書籍や雑誌、資料を中心にクラシックな自転車や部品、錦絵やポスターなど幅広く所蔵しています。その数1万5000点。とても一度に展示することはできないので、季節ごとに展示内容が入れ替わります。メインは1階のライブラリーとギャラリー(現在は5月に行われる国際格式の自転車のレース、ツアー・オブ・ジャパンに出場するチームの自転車やユニフォームを展示中)ですが地下にも収蔵庫があり、そこには各社歴代のカタログが並んでいます。

オープニングセレモニーが行われた4月2日、取材そっちのけでついやってしまったのが、自分自身が最初に購入したスポーツ自転車を前述したカタログから探すことです。ブリヂストンのワイルダムパッカーというスポルティーフ(ベースとなるロードバイクに泥よけや小振りなキャリヤを取り付けた快走仕様のツーリング車)で、私はその自転車を駆って北の大地を走りました。この自転車は第一線を退いた後も、ハンドルバーをドロップからフラットに換えるなどして日常用に乗り続けてきましたが、引っ越しを手伝ってくれた友人に譲ってしまい、今は手元にありません。

15年ぶりの再会を果たした自転車は、カタログの中で今も当時と変わらぬ輝きを放っています。その細部に目を凝らしていると、若かりしころの旅の思い出が次々と蘇ってきました。私の横では、自転車ツーキニストとして知られる疋田智さんもカタログを眺めています。尋ねてみると、やはり同じ理由です。かつての愛車に巡り会えるというのも、この場所ならではの楽しみ方といえるでしょう。

ちなみに開館時間は9時30分~17時で、休館日は月曜(祝日の場合は翌平日)と年末年始、入館料はなんと無料。ただし貴重な資料を見るためには、友の会への登録が必要となります。といっても必要なのは入会金500円のみですからご安心ください。

自転車好きの仲間たちと連れ立って、この場所を訪れるサイクリングを計画してもいいですね。近くには都心にあって今なお豊かな自然が残る自然教育園や、駅名の由来となった目黒不動尊といった見どころも数多くあります。
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