【澤田裕のさいくるくるりん】GW輪行とアフターケアの重要性 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【澤田裕のさいくるくるりん】GW輪行とアフターケアの重要性

オピニオン コラム

朝の陽光が浴びながら交通量の少ない道を快走する。右手は波の穏やかな瀬戸内の入り江
  • 朝の陽光が浴びながら交通量の少ない道を快走する。右手は波の穏やかな瀬戸内の入り江
  • 空も海も一面がサファイアブルーに染まるなか、波間に浮かぶカキの養殖イカダと小島がアクセントに
  • 今回の旅で使用した、鉄道で出かけるとき専用の自転車。泥よけが付いていて、雨が降っても安心
  • 黒田官兵衛の曽祖父(高政)と祖父(重隆)の墓がある岡山県福岡の妙興寺。連休中でもゆっくり見学できる
楽しかったゴールデンウィークも終わり、通勤・通学モードへの切り替えに苦労している人も多いでしょう。

連休にはNHK大河ドラマの主人公、黒田官兵衛ゆかりの地をたどりました。現地へと向かう新幹線に乗ったのは3日の朝。比較的空いていると言われる臨時列車に目星をつけていたものの、いざ30分前にホームに到着すると、すでに長蛇の列ができています。すぐに方針を変更し、発車間際だった対面の車両に、愛車を収めたバッグ(輪行バッグといいます)を抱えて乗り込みます。

自由席が3両だけの「のぞみ」ゆえ、最後まで席に座ることはできませんでしたが、旅の始まりで気持ちが高ぶっている身には平気です。着替えを座布団代わりにして床に座り込み、お気に入りのラジオ番組をポッドキャストで聞いていると、やがて目指す岡山駅に到着。たとえ混雑していても、電車の運行はほぼ予定どおりですから助かります。

駅前で仲間と合流して走行開始。連休中とはいえ名だたる観光地ではないせいか、交通量も多くはありません。しかも小回りが利く自転車の特性を生かし、細い道を選んでいるだけあってなおさらです。道のくねりに応じてハンドルをさばきつつ、沿道の家並や新緑の山々、青く染まる海原と、移り変わる景色に目をやりながらペダルをこぎ続けます。年間を通じて最も快適なこの季節の風物を、目だけでなく全身で感じ取れるというのも自転車ならではの楽しみといえましょう。

最終日となった5日は雨にたたられたこともあり、コースを短縮して昼すぎには最終目的地の姫路城に到着。ここに立ち寄る仲間と別れ、私はひと足先にゴールの姫路駅に向かいます。これが正解でした。ちょうどやってきた「ひかり」は自由席が5両あり、しかも2つ手前の岡山駅始発ということで、席は半分も埋まってません。うまい具合に最後列の席が空いていたのでその後ろに輪行バッグを置き、リクライニングシートを倒します。3日間の疲れが出たのか、あるいは駅で買い求めた缶ビールに酔ったのか、電車が走り出してまもなく、私は睡魔に襲われてしまいました。

今回のサイクリングに使った自転車は鉄道で出かけるとき専用で、いつもは輪行バッグに入れたまま押し入れに保管しています。ただし走行中には潮風に当たったり泥を跳ね上げたりしていますから、そのままでは部品をサビつかせたり屋内を汚したりすることに。そこで家に帰り着いたら、できるだけ日を置かずにメンテナンスすることを心がけています。こうすることで次に使うとき、無用なトラブルを防ぐこともできるわけです。

無事に帰り着いたら、酷使した自身の体と愛車への気配りを忘れずに。これがサイクリングを長く楽しむための秘訣です。
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