ノンフィクションライター。サンケイスポーツでサッカー、オリンピックを中心に取材、執筆。米国駐在時はMLBまで網羅するなど、スポーツ分野の守備範囲は幅広い。第一線で取材、執筆を続けるため独立。近年はスポーツのみならず社会問題にまで取材範囲を拡げる。
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先発フル出場すれば負けない不敗神話
柏レイソルで「不敗神話」が継続されていることをご存じだろうか。身長155センチの現役最小兵Jリーガー、中川寛斗が先発フル出場した公式戦では、実は昨年5月から9勝2分けの星を残している。
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スペイン北部の小さな街で出会えた理想の日々
プロサッカー選手になった2007年からの11年間で、日本を含めて3ヶ国、5つの街を渡り歩いてきた。日本では横浜および大阪という大都市で、何ひとつ不自由のない生活を送るこができた。
豊田スタジアムのピッチから感じる不思議な縁
豊田スタジアムのピッチに長友佑都(インテル・ミラノ)が立つのは、アルベルト・ザッケローニ監督率いる日本代表が0‐2でブルガリア代表に苦杯をなめた、2013年5月の国際親善試合以来となる。
韓国代表の守護神を翻弄したスーパーゴール
宙高く舞う無回転のボールが、揺れているのがはっきりとわかった。しかも、向かって右の方向へ大きく曲がり、ゴールの倍近くある高さから急降下してくる。それも、スピードを加速させながら。
10月シリーズで目指す日本代表デビュー
勝負をかける舞台は整った。約2年9ヶ月も待ち焦がれてきたA代表デビューへ。巡ってきたチャンスを必ず生かしてみせる。鹿島アントラーズの若武者、22歳のDF植田直通が決意を新たにした。
本気で戦って負けたからこそ得た収穫
自信よりも反省。手応えよりも課題。痛快なジャイアントキリング旋風を巻き起こした天皇杯で敗退した筑波大学の選手たちの視界には、新たなステージへ進むための道筋がはっきりと見えている。
スピードと存在感で防いだ失点と敗戦
ボールに触ることなく失点を防いだ。存在感で最悪の事態を阻止した。雨中の激闘となった、16日の明治安田生命J1リーグ第26節。50メートル走で5秒8を誇る伊東純也の快足が、柏レイソルを救った。
袋小路に入り込んでいた前半の心理状態
脳裏には「絶望」の二文字が駆けめぐっていた。キックオフ前に描いていたプランが根底から崩れ去った。浦和レッズのMF矢島慎也は、サッカー人生で経験したことのない心理状態に陥っていたと打ち明ける。
虚脱感に襲われながらむしり取ったテーピング
ピッチに突っ伏したまま、おそらく泣いていたのだろうか。
勝敗を左右するアウェイゴールの差
先勝した川崎フロンターレが逃げ切るのか。浦和レッズが大逆転劇を再現するのか。日本勢が対峙するAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準々決勝セカンドレグは9月13日、埼玉スタジアムでキックオフを迎える。
自身のツイッターに投稿した偽らざる心境
これまで歩んできたサッカー人生に色濃く刻み込まれたポリシーと、これからも揺らぐことなく貫いていく反骨魂。本田圭佑という男の生き様が、107文字からなる日本語の文面に凝縮されていた。
キックオフ直後に飛び出したインターセプト
ファーストプレーから異彩を放っていた。オーストラリア代表のキックオフで前半がはじまってからわずか十数秒後。先発に抜擢された井手口陽介(ガンバ大阪)が、まるで猟犬のように襲いかかる。
サッカー日本代表の槙野智章選手インタビュー後編。前編では、槙野選手の高いコミュニケーション能力の一端を、具体的な方法から聞き取る事ができた。
昨シーズンはプロになって11年目で、念願の初タイトルとなるYBCルヴァンカップを制覇。浦和レッズとしても2007シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)以来、実に9年ぶりとなるタイトル獲得に、DF槙野智章選手は大きく貢献した。
6大会連続6度目のワールドカップ出場へ
いままでのサッカー人生のなかで最大と位置づけられる決戦が、いよいよ近づいてきた。モードを鹿島アントラーズから、日本代表へと切り替えたのが26日の夜。DF昌子源は心地よい武者震いを感じている。
11日間で3度も経験できた理想のサイクル
キックオフ前には武者震いに近い思いに駆られる。
3週間で2度も直面した指揮官の解任
3週間あまりの間に、所属チームの監督が2度も解任される。それも日本の浦和レッズと、移籍したばかりのドイツのインゴルシュタットで同じ状況に直面するとは、関根貴大は夢にも思わなかったはずだ。
前後半を通じて放ったシュートはわずか4本
お世辞にも華麗なサッカーとは言えない。特に後半に至っては、浦和レッズが放ったシュートは26分のMF武藤雄樹の1本だけ。その後はアディショナルタイムを含めて、実に25分近くも主導権を握られ続けた。
3年前から所属してきたLINEのグループ
いまや日本人の日常生活に定着した、無料通話アプリ『LINE』でグループを作り、連絡を取りあっているサッカー選手は多い。海外組を含めた、日本代表メンバーのグループがあることは有名な話だ。
右足に残るシュートが当たった感触
シュートが当たった痕を、アルビレックス新潟のDF大武峻は試合後も覚えていた。必死に伸ばした右足のすねの部分をかすめた、FC東京のFWピーター・ウタカの一撃はコースを微妙に変えて飛んでいく。
デビュー戦で履いた異色のマンガスパイク
世界と対峙してきた男の足元を見た選手がいたとしたら、敵味方の垣根を越えて驚いたはずだ。ドイツ代表でも一時代を築いた、FWルーカス・ポドルスキのスパイクはそれだけ異彩を放っていた。
無我夢中で決めた驚異のミドルシュート
頭のなかが真っ白になる。至福の喜びが全身を駆けめぐり、何も考えることができない。サッカー人生でなかなか経験できない究極の快感に、FC東京の室屋成は酔いしれていた。
キープ力に長けたFW興梠慎三がボールを失うはずがないと、信じて疑わなかったのか。あるいは、やや大げさなゼスチャーとともにピッチに仰向けに倒れ込んだ興梠が、ファウルをもらったと思い込んだのか。
■ボールボーイと交わした歓喜のタッチ
■ベンチで浦和レッズと戦い続けた90分間
■天皇杯敗退後に生まれた珍しい光景
■緩みかけた雰囲気に喝を入れた大声
■高難度の仕事が凝縮されたスルーパス
■一陣の風が生み出した逆転ゴール
■4針縫ったばかりの傷口を庇わない勇気
■世界中を飛び回っている多忙のオフ
■開幕から13試合目で訪れたトップ下拝命
■最後まで「らしさ」を出せなかった悔しさ
■テヘランの地で喜びを爆発させた理由
■レジェンドたちを魅了する底知れぬ才能
■セットプレー時の守備で犯した禁断のミス