
ドジャースのアレックス・ベシア投手が23日(日本時間24日)、マリナーズとのオープン戦にリリーフ登板し、1イニングを無失点に抑えた。昨年10月末に愛娘を亡くし、ワールドシリーズ(WS)直前でチームを離脱した左腕が、久々の実戦マウンドについて振り返った。
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■「こみ上げてくるものがあった」
昨季チーム2位の68試合に登板したベシアは、ポストシーズンでも躍動するはずだった。しかし、長女を亡くすという悲劇に直面し、WSを前にチームを離脱。家族とともに静かに冥福を祈っていた。
あれから4カ月、迎えた春季キャンプでは元気な姿を披露。この日は5回から5番手としてオープン戦に初登板し、1回を3者凡退に抑えた。エネルギッシュな投球スタイルは健在で、ファンもスタンディングオベーションで称えた。
試合後、地元放送局『スポーツネットLA』などの取材に応じたベシア。復帰登板について、「こみ上げるものがあったよ」と吐露。ただ、ライブBP(実戦形式の打撃練習)で、大谷翔平投手と対戦した時のほうが緊張したと話し、笑顔も見せた。
「正直に言うと、オープン戦よりも最初のライブBP(現地19日)のほうがもっと緊張したよ。だって、ショウヘイが『ちょっと打たせてくれよ』って感じで打席に入ってきたからさ。『よし、やろうぜ。来いよ』ってね。そして、ショウヘイも本気で来た。あれは楽しかったよ。うん、良かった。いい“初登板”だったな。本当に。ずっとこの瞬間を待っていたんだ」と話し、以前と変わらぬベシア節を響かせた。
■「ショウヘイとの勝負は最高」
「あれは最高だったよ。本当に良かった。あんなふうに真剣勝負するのは久しぶりだったからね。ショウヘイは、僕が知っている中で一番競争心が強い選手だ。こっちも準備はできていた。あれは楽しかったし、いい調整になった」と充実感を漂わせた。
その上で「何度かショウヘイに聞いたんだ。自分の腕の角度がどう見えているか、ストレートやスライダーはどうかってね」と話し、大谷とのコミュニケーションについても明かした。
また、ファンからの励ましや歓迎については「初日にクラブハウスのドアから出た瞬間、歓声やたくさんの愛をもらったんだ。本当に大きな意味があるよ。自分にとってだけじゃなくて、(妻の)ケイラにとってもね」と話し、周囲の心遣いに感謝した。
「チームメートたちと一緒にいると本当に心が安らぐ。彼らは兄弟みたいなものだ。本当にみんな大好きだ」と語ったベシア。今季もセットアッパーとして、ドジャースのブルペンを支えてくれそうだ。
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