リオ五輪ロード代表の新城幸也(ランプレ・メリダ)が熊本地震災害支援の一環としてチャリティートークショーとサイン会を4月27日に東京の自転車文化センターで開催した。同24日にも同様の催しを行ったが、会場には入れない人が長い列をなしたため、2度目の開催となった。
「東日本大震災のとき、自分はフランスでレース活動中だったので、自分が頑張って走ることで勇気と元気を!という思いで走ってきた。しかし今、レース活動ができていない自分にできることは? 今、日本にいる自分になのができるのかを考えていた」という新城。
新城はオフシーズンのイベントで九州を訪れたときに出会った人たちが今回の熊本大震災で深刻な被害に遭っていることを知り、とにかく行動を起こしたいと思ったという。
「落車によって怪我をした時にたくさんの人からメッセージをいただき、励ましていただいたので、今度は自分がみなさんを励ますことができればと思っています。たくさんの笑顔と元気を届けたいです」
開催された2回目のチャリティーサイン会には会社帰りの人や、名古屋や被災した熊本からの来場者も。134人が参加し、寄付金は42万720円になった。1回目の開催時の85万5217円と合わせた127万5937円は義援金として熊本をはじめとする九州地方の自転車競技連盟に送り、練習の場所を失った高校生などの支援に活用する。
《山口和幸》
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