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【THE REAL】柏レイソルの新たなレジェンドへ…工藤壮人が背番号9とともに歩む未踏のフィールド

オピニオン コラム
工藤壮人 参考画像(c)Getty Images
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勝負の世界では、避けることのできない世代交代。必定であることを理解しているからこそ、尊敬してやまない北嶋さんのスピリットを含めたすべてを受け継ぐと工藤は心に決めた。

「背中で語る姿が似合う選手でした。人間としても、キタジさんを追いかけ続けたい」


■抜かれるべきヤツに抜かれる喜び、わかるかなぁ。

背番号「9」を受け継いだシーズン中に、工藤からこんな言葉を聞いた。そして、以心伝心とも言うべきか。ロアッソに移った北嶋さんも、工藤が自身の後継者となったことを喜んでいる。

「やっぱり一番背負ってほしい選手だったので」

お互いを認め合ってきた、ともに午年生まれの先輩と後輩が別々のクラブでプレーする道を選んでから約3年。まったく同じようなニュアンスのつぶやきを、北嶋さんは自身のツイッターに投稿している。

<在籍年数にしては少ない数だけど52ゴールはレイソル歴代1位でした。 色んな人の想いを形にできたゴールもあれば、自分の人生を賭けたゴールもある。一つ一つが大切で思い出深い。今日、その記録を工藤に抜かれた。 抜かれるべきヤツに抜かれる喜び、わかるかなぁ。 工藤、心からおめでとう!>

J1通算53ゴール目をあげてレイソルの歴代最多得点記録保持者となった工藤への、北嶋さん流の粋な祝福だった。

【次ページ レイソルでプレーしている以上は、絶対に越えなきゃいけない】

《藤江直人》

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