【Next Stars】スポーツとして確立、強く押し出す…ポールスポーツ岡本雅世選手 4ページ目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【Next Stars】スポーツとして確立、強く押し出す…ポールスポーツ岡本雅世選手

オピニオン ボイス
ポールスポーツ岡本雅世選手
  • ポールスポーツ岡本雅世選手
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  • ポールダンス 参考画像(The 2013 Central Pole Dancing Competition)
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■露出度が高いことを抵抗なく受け入れてほしい

---:普及活動での苦労はありますか?

岡本:動画を見ていただければわかると思うのですが、この競技を見たあとで、そこにセクシー要素を感じる人の気持ちが正直私にはわからないのです。露出度が高いのも、服を着ているとポールで滑ってしまうからなのです。ですから、そこに関しては自分としては抵抗もなく受け入れていただけると思って活動しています。

しかし、まだ壁を感じることもあります。現在、パフォーマーとして企業のパーティーに呼ばれることも多いのですが、その一環で京都の祇園の方で行われた、お茶の会社が集まるパーティーにお呼ばれする機会がありました。

お茶の世界はやっぱり格式高い部分もあって、「女性はこうあるべき、男性はこうあるべき」のような考えをお持ちの方も多く、パフォーマンスの中で、男女のペアが手をつないだり、露出度の高めの服装に対してや、男女の顔が近づく場面に戸惑いの声があがったりしたのです。そこで、「あぁ、きっとこういうところで価値観の違いのようなものが生まれるのだな」と思いました。



参考画像 The 2013 Central Pole Dancing Competition


でも、フィギィアスケートとかでもパフォーマンスで男女の顔が近づくこともあるのに、なぜポールの場合は色々と言われてしまうんだろう…という思いがあります。なおさら、もっとスポーツとして打ち出していって、色々な方がすでに持っている感覚みたいなものを打ち破っていきたいとは思っています。

私自身は抵抗も、引け目を感じることもなくこのスポーツを押し出していこうとしているのですが、「ポールスポーツをしている」と言うと「え、脱いでるの?」とか露骨に聞いてくる人もいるので、そういうところも少しずつ変えていかなくちゃいけない部分だと思うんです。そういうこともあって、スポーツとして確立させていかなきゃいけないなと強く思っていますね。

子どもたちだってやっているのだから、もっと体育業界にも働きかけていこうと思っています。高知県にある高校の理事の方がこのスポーツの普及を応援してくださっていて、授業の一環で「ポールスポーツ」を入れてくださったんです。そういったこともあって、体育業界に入ってしまえばもっとできることが広がっていくと思っています。

---:今後の目標を教えてください

岡本:私が携わっている大阪のポールスポーツ教室があるのですが、生徒さんたちがすごく育ってきているのです。ジュニアもすごく頑張っています。まだ本格的な大会に参加できるようなレベルの生徒は多くないので、生徒さんたちが活動できる場所、大会のバリエーションを増やしていって、それに向かって頑張っていける生徒さんたちをもっと応援していきたいです。

また、自分の方もまだまだ活動できる領域があるので、パフォーマーとしてのポールスポーツの技術も、もっと磨いていきたいと思っています。ポールアートという表現力を評価する大会があるので、そこに出場できるように頑張っていきたいと思います。

岡本選手を応援する!


【やわらかスポーツCYCLE】
《大日方航》

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