競技人口の少ない自転車の「BMX(ビーエムエックス)」という競技では、すでに瀬古選手は業界を引っ張っていく立場にあるという。その小さな身体にかかる重圧は、きっと並大抵のものではないはずだ。
■自転車BMXとは?
“土でできたダートコースを駆け抜けるBMXレース、ダート。補助輪の取れた自転車に乗ることができれば、誰でも始める事ができます。
専用のBMXと呼ばれる自転車とヘルメット、プロテクターなどの道具を手に入れてコースに乗りに行きましょう。コースによってはレンタルバイクやヘルメットもあるかもしれません。BMXレースと言っても最初は練習走行から。基本的にはコースにあるセクションを飛んだり跳ねたりしなくても走る事ができます。
むしろ最初は飛ばされないように走ることの方が難しいかも!?
さらに練習して上達していってジャンプなどのテクニックを付けて行く。コースの形とテクニックの組み合わせでこなし方は何通りも。練習して、攻略して、成長していく。達成感、充実感のあるスポーツです。“
”BMX(自転車) | StartBMX.info BMXレースを始めよう”
http://startbmx.info/how_to/goods/bike/ より引用
BMXとは自転車の種類で、そのBMXに乗って凹凸のあるオフロードコースを走る競技。BMXは「Bicycle Motocross (バイシクル・モトクロス)」の略称だ。
まずは動画、全日本選手権での瀬古選手の映像を見てみよう。
とてもカッコイイ。釘付けになってしまう激しさ。
■6歳のころにBMXに出会う
---:自転車BMXをはじめたきっかけはなんですか?
瀬古遥加選手(以下敬称略):(三重県)桑名市に住んでいるのですが、家の近くにBMXの会場があったんです。私の兄は自転車に乗ることが好きで、最初は兄が乗っている様子を見ていただけだったのですが、途中で「私もやってみたい」と思って始めることにしたんです。6歳のころですね。
---:この競技の魅力はなんですか?
瀬古:見た目も格好いいし、ライバルたちと争って勝ったり負けたりしていくのはとても楽しいです。そういう駆け引き的な部分も魅力です。めっちゃ負けず嫌いなので…(笑)。
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---:日本では競技人口が少なく、知名度も高くない競技。海外の競技人口は多いのですか?
瀬古:少ないですね。でも、世界選手権は5歳くらいから出場できるので、小さい子も出場していたりします(世界選手権は年齢層によってカテゴリーがある)。
---:小さくても速い選手はいるのですね。年齢層はどの年代が多いのでしょうか?
瀬古:中学生くらいでしょうか。ジャンプとか、飛ぶのがやりやすいのかもしれません、沢山ジャンプするので。世界基準のコースだと長いジャンプもあって、結構怖かったりします。いざレースになると飛べるんですけど(笑)。
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