「あんまり他の人に興味がない」大迫傑が結果を出し続けられるワケ | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「あんまり他の人に興味がない」大迫傑が結果を出し続けられるワケ

スポーツ 選手
大迫傑
  • 大迫傑
  • 大迫傑
  • 大迫傑
  • 大迫傑
  • 大迫傑
  • 大迫傑
  • 大迫傑
  • 大迫傑
「勝負に加わっていくことが目標だった。よく走れたと思っている。特に30kmを過ぎてから。先頭の2人にはついていけなかったが、自分のペースで走り切ることができた。タイムは大事だが、それよりも重要なのは、大会で勝てる選手になりたい」

大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)が12月3日に行われた福岡国際マラソンで、日本歴代5位の2時間7分19秒のタイムで3位に入った。

大迫にとってレースが動いたのは、5kmを15分で走っていたペースメーカーが30kmで外れたタイミングだった。優勝したモーエン(ノルウェー)と最終的に4位に終わったカロキ(DeNA、ケニア)のふたりがペースを上げた。

「レースが動いたとき、(モーエンとカロキが)ペースをあげたので、間をあけて、可能であれば自分のペースで徐々に詰めていこうかと思った。結果としてはモーエンに行ききられてしまった」

2017年4月17日に行われたボストン・マラソンに続き、フルマラソン2回目の挑戦である大迫。しかし、2回目にして「(30km地点で両選手に離されたとき)ここでガツンといくと後半やばいかなと思い自重した」と発言したように、フルマラソンのレース感覚をすでに身につけている。

「落ち着いて対応しようとレースの中で考えていた。ペースメーカーが抜けたあと誰かが行くと想定していた。想定内なので焦らなかった」と淡々とあの瞬間を振り返る。さらには、「日頃からちゃんとトレーニングをしているので、その経験からですかね」と、普段から積み重ねている練習への自信をのぞかせた。



レース中11.1km地点での給水。大会側のミスでスペシャルドリンクを取り損ねた大迫だが、それすらも大迫のメンタル・走りには全くと言っていいほど影響を与えなかった。

初めて挑戦したボストン・マラソンと今回の2回目の福岡国際マラソン。本人としても何か異なるポイントはあったのだろうか。

「そうですね…。コースが大きく違うので、ボストンは足が少しきつかったとか、それくらい。あと、今回は日本からマッサージの先生を連れて行っていたので、よりベストな状態で臨めました。ただ、基本的には比べることもしなかったですね。今回も前回と同様落ち着いて走れました」

大迫らしいコメントだ。2016年夏、リオオリンピックで5000mと10000mを走り終わった大迫に現地で話を聞いたときも、「いつもどおりを心がけたというか、普段通りの大会に臨むイメージだった。他の国際大会と異なるところはなかった」と淡々と話していた。大会によってアプローチを大きく変えることをせず、地道に自分の走りに集中する。

そうしたメンタルの持ち方を可能とする根本的な要素を伺わせる印象的なコメントがインタビューのなかでもあった。

「あんまり他の人に興味がないんですよね。他の人がどう思っているかとか、考えているかは興味ない。もちろん応援は力になりますが、誰からとか、大勢の人に注目してもらっているとか、興味がないんです」



メディアの報道、多数の人からの期待。そういった外的要因にそもそも興味を持たずに振り回されずに自分に集中するのが、マイペースを貫き通せる大迫の走り方にも影響を与えているのかもしれない。

こうしたメンタルの保ち方ができるところが、本人も5000mや10000mといったトラック競技に比べて「もっとメンタルの部分がレースに影響を与える」語ったフルマラソンで、結果を出せた所以なのだろう。

「トラックと違って、心が静かな状態でないと、(フルマラソンには)自分のなかでは臨めない。なるべく静かな状態でスタートラインに立たなくてはいけない。もちろん興奮もしますが、その興奮に身を任せないように平常心を保つよう意識している」

フルマラソンで挑む2020年東京オリンピック。もちろん本人も意識はしているが、それに向けては「必要なことを確実にこなしていくだけ。次の大会は決まっていないが、まずはその大会に向けてやれることを少しずつやっていく」と大迫節を発揮した。大迫の次のレースからも目が離せない。

●大迫傑(おおさこ すぐる)
1991年5月23日生まれ、東京都出身。ナイキ・オレゴン・プロジェクト所属。2008年、高校2年で出場した全国高校駅伝でアンカーを務め佐久長聖高校(長野県)を初優勝に導く。早稲田大に進学し、2011年の箱根駅伝では1区で区間賞を獲得。同大18年振りの総合優勝に貢献。翌年も1区で区間賞。2012年世界ユニバーシアード選手権1万m優勝。2016年日本選手権で5000mと1万mの二冠を達成。同年リオデジャネイロ五輪に出場して1万mで17位。2017年に初マラソンのボストン・マラソンで3位入賞。12月3日に行われた福岡国際マラソンで、日本歴代5位の2時間7分19秒のタイムで3位入賞。

【取材協力:ナイキジャパン】

■『ナイキ・オレゴン・プロジェクト』が大迫傑に与えている影響とは?
《大日方航》
≪関連記事≫
≫池江璃花子、ビキニ姿で海へ「セレブモデルみたいなプロポーション」と水着ショットに反響

≫GPファイナル優勝の紀平梨花、姉の紀平萌絵も話題に…ダンサーとして活動する姉との仲良し姉妹っぷりに注目

≫GP連勝の紀平梨花と本田真凛の2ショットにファン歓喜「かわいすぎます、尋常じゃなく」「姉妹みたい」

編集部おすすめの記事

page top