
卓球の「WTTチャンピオンズ重慶2026」は10日、女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング13位の大藤沙月(ミキハウス)は同2位の王曼昱(中国)と対戦。ゲームカウント3-0で勝利を飾った。
近年はトップ層を占める中国勢に日本勢が対抗する構図ができている中、2026年に入り日本選手による中国勢撃破が目立っている。
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■長﨑&橋本もアジア杯で奮闘
直近の世界ランキングでは、1位の孫穎莎から3位の陳幸同まで中国勢が占め、5位の蒯曼から7位の陳熠まで中国選手が並ぶ。パリ五輪以降は中堅、ベテランに加えて若手選手も台頭しており、選手層はさらに厚みを増している。そうした中でも第二勢力とされる日本勢は、2026年に入り中国トップ勢相手の勝利が続いている。
1月に行われた「WTTスターコンテンダー・ドーハ」では、現世界ランキング21位の佐藤瞳(日本ペイントグループ)が同5位の蒯曼に3-0で勝利。さらに、2月の「ITTF-ATTUアジアカップ2026」では、グループステージで同16位の長﨑美柚(木下アビエル神奈川)が同6位の王芸迪を3-1で下し、同12位の橋本帆乃香(デンソーポラリス)も同7位の陳熠を3-1で退けた。
また、アジアカップの準々決勝では、新たな全日本女王となった世界8位の張本美和(木下グループ)が同3位の陳幸同に4-1で勝利。さらに、同9位の早田ひな(日本生命)は2月下旬の「シンガポールスマッシュ」で、過去3戦3敗の蒯曼をフルゲームの末に下した。
そして今回、重慶でのチャンピオンズに臨んだ大藤は、女子の中心選手たちが苦しめられてきた世界2位の王曼昱からストレートで勝利を掴んだ。2019年10月に行われたスウェーデンオープンで伊藤美誠(スターツ)が勝利して以来負け知らずだった“日本人キラー”を下したこの1勝は、今後に向けて大きな収穫となった。
日本女子による中国勢を相手にした相次ぐ勝利は、今後WTTシリーズや世界卓球などで優勝を目指す日本にとって大きな価値を持つ。果たして今後も中国トップ選手の脅威となれるのか、注目が集まる。
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