東洋大学陸上競技部14人の選手たちが、8月24日にアメリカのオレゴン州・ポートランドで開催されたフッド・トゥ・コースト・リレー (Hood to Coast)に出場すべく、ポートランドを訪れた。
レース前の8月22日にはオレゴン州が活動拠点である『ナイキ・オレゴン・プロジェクト』に所属している大迫傑選手が、東洋大学の選手たちにアドバイスする機会もあった。
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トップ選手でもマラソンは退屈なときもある?
「テレビで見ていた憧れの選手と会えて感激した」と感無量の面持ちだった東洋大学の選手たちだったが、大迫選手の存在を身近に感じた瞬間もあったようだ。
それは、大迫選手の「マラソンは、退屈なところもある。それにどう気持ちの整理をつけるか。自分と向き合う競技でもあるし、自分はそれに向いているところもあると思っている」という発言を聞いたときだった。
「大迫選手でも走ることを退屈に感じることがあるんだ、と驚きました。トップ選手でもそういうことはあるんだな、って」 そう素直な気持ちを吐露していた東洋大学の選手たち。
トップの選手でも、似たような感情をランニング中に抱いていると知り、少しほっとしたようだ。
とはいえ、退屈という感情に「どう気持ちの整理をつけるか。自分と向き合う競技でもある」と大迫選手が強調した部分を忘れてはいけない。 マイナスの感情を、どうコントロールするか。心を整える方法も、トップレベルになればなるほど磨いていく必要があるのだろう。
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《大日方航》
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