『ナイキ・オレゴン・プロジェクト』が大迫傑に与えている影響とは?…フォアフット走法についても聞いてみた | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

『ナイキ・オレゴン・プロジェクト』が大迫傑に与えている影響とは?…フォアフット走法についても聞いてみた

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大迫傑
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大迫傑(ナイキ・オレゴン・プロジェクト)が12月3日に行われた福岡国際マラソンで、日本歴代5位の2時間7分19秒のタイムで3位に入った。

大迫は2015年にプロ転向してから米国オレゴン州へ活動拠点を移し、世界トップクラスのアスリートが集う陸上競技チーム『ナイキ・オレゴン・プロジェクト』に参加。アジア人唯一の所属選手として練習を重ねてきた。

「アジア人唯一」という点については、「アメリカ人選手は多いが、他の国の選手もいるので自分だけが特別ではないと思っている。それについてプレッシャーを感じることはない」と明かした。

練習内容についても、「ウェイトトレーニングは日本に比べて比較的多い」と語るものの、「特に日本と大きな違いはない」とも付け加えた。重要なのはどこで走るかよりも、自らの心の持ちよう。そう大迫は信じている。

ただ、その自らの気持ちをスムーズに整えるために、『ナイキ・オレゴン・プロジェクト』が果たしている役割は大きいように思える。

大迫を指導するピート・ジュリアン コーチ。彼の指導について聞くと、「コーチと、考え方というよりは目標が100%一致している。考え方が合わなくても話し合って解決できる。僕の目標、意見を尊重してくれるし、『コーチが僕を走らせたい大会』というのがない。実業団時代の駅伝は、『会社から求められているもの』だった」

日清食品グループに所属していた当時を振り返った。現在の環境は、「本当に走ることに集中できている」と明かす。

『ナイキ・オレゴン・プロジェクト』で注目している選手は今年のシカゴマラソンで優勝したゲーレン・ラップだ。

「ああいった勝ち方ができる選手はなかなかいない。尊敬している。最近は頻繁に一緒に練習するわけではないが、(ナイキ・オレゴン・プロジェクトは)どういう練習をすればあのレベルになれるのかは明確に共有されているので、目標をもって取り組みやすい」

「食事には特にこだわらない。練習に必要な栄養素がとれればいい」という大迫だが、シューズにはこだわりがある。

初マラソンのボストン・マラソンに引き続き、先日の福岡国際マラソンでも大迫は『ナイキ ズーム ヴェイパーフライ 4%』を履いてレースに臨んだ。今年の5月に行われた、フルマラソンで2時間切りすることを目指したプロジェクト、『Breaking2』のために開発されたシューズだ。

「いままでフルマラソンの際に履いていた『ナイキ エア ズーム ストリーク 6』と比較するとさらにクッション性、反発があり、非常にマラソンに向いていると思う。僕のように、トラックからマラソンに移行する人にとって特に向いている。僕が想像する以上の機能で、最初に履いた時は素直にこんなシューズがあるんだ、という驚きがあった」



大迫は、足の前足部で接地するフォアフット走法をすることでも有名だ。短距離走ではこの走法をキープできても、42.195kmを走りきることは難しい。「日本マラソン界でこの走り方を身につけている選手は大迫以外にいないのではないか」という声も聞く。

どうしたらフォアフット走法を実現できるのだろうか。最後に大迫に聞いてみた。

「それ、めっちゃ聞かれます。ただ、正直何がいいのかわからない。僕は走法といった細かいところよりは、自分が行ってきた練習をきちっと継続することが大事だと思っています。無理にフォアフット走法に変えようとすると故障につながるので。別に無理して変えなくてもいいんじゃないかな」

インタビュー時に着用していたシューズは、『ナイキ ズーム ヴェイパーフライ4%』のイノベーションを用いて、レースで走る速さと、トレーニングにも使える耐久性を兼ね備えた『ナイキ ズーム フライ』。

●大迫傑(おおさこ すぐる)
1991年5月23日生まれ、東京都出身。ナイキ・オレゴン・プロジェクト所属。2008年、高校2年で出場した全国高校駅伝でアンカーを務め佐久長聖高校(長野県)を初優勝に導く。早稲田大に進学し、2011年の箱根駅伝では1区で区間賞を獲得。同大18年振りの総合優勝に貢献。翌年も1区で区間賞。2012年世界ユニバーシアード選手権1万m優勝。2016年日本選手権で5000mと1万mの二冠を達成。同年リオデジャネイロ五輪に出場して1万mで17位。2017年に初マラソンのボストン・マラソンで3位入賞。12月3日に行われた福岡国際マラソンで、日本歴代5位の2時間7分19秒のタイムで3位入賞。

【取材協力:ナイキジャパン】
《大日方航》

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