今を遡ること2年ほど前。筆者が山の師匠と初めて山に登った時のことである。
その頃は、登山回数をある程度重ね、山登りにも慣れたつもりでいた時期であった。「山登りなんて慣れっこですよ」といった風体の筆者であったが、山の師匠に開口一番、「あーあ、綿パンはいてきちゃいましたか」と嘆かれる。何だ? 何がいけないのだ? 当時の筆者はそう言われてもわからなかった。
◆綿素材はNG。速乾性の高い服を。
師匠の嘆きの原因は、筆者がはいてきた綿のズボンにあった。山に登る時の服装は、綿の素材は避けた方が良い。理由として綿は汗などで濡れると乾きが遅く、身に付けていてとても不快な思いをすることになる。その上、休憩中に気化熱によって体温が奪われ、疲労の原因にもなるという。
ならば、どのような素材が良いかというと、下着などの肌に直接触れるものならば、ポリエステルのような速乾性の高い素材が良い。山に登れば、夏はもちろん、冬でも汗をかく。衣服が乾きやすいことに越したことはない。これらは、ユニクロの服でも、農作業用の服などでも代用できる。(事実、筆者はそうしている)
◆重ね着を意識したコーディネイトを
山の服選びで、もうひとつ重要なポイントがある。それは、「重ね着」。山を歩いている際の温度調整は、服の脱着でする。歩いていて、暑くなれば服を脱ぎ、寒くなれば服を着る。休憩中は汗が冷えて寒くなるので、何か羽織るものがあった方が便利だ。このように服を頻繁に脱いだり、着たりするので、フロントをジッパーやボタンで留めるタイプの、重ね着をしやすい服を選ぶのが正解である。
◆山登りには服がたくさん必要
速乾性の高い服であったり、重ね着をしたり。暑い季節には着替えも必要だ。山登りには何かと服が必要になる。登山用の衣服は高価である。代用できるものは代用し、少しずつ買い揃えるのが良い。
しかし、高価であれば高機能なのも事実。登山以外にも、様々なシーンで活躍が期待できる。野外フェスやBBQ、その他のスポーツで、登山用品を代用することだってできるのだ。その汎用性の高さも考慮すると、値段は適正なのかもしれない。
《久米成佳》
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