2015年ツアー・オブ・カタール、2月13日の最終第6ステージ、オランダのニキ・テルプストラ(エティックス・クイックステップ)がわずかなタイム差を守り切り2年連続総合優勝を達成した。
テルプストラはマチェイ・ボドナール(ティンコフ・サクソ)を6秒差の2位、アレクサンドル・クリストフ(カチューシャ)を9秒差の3位に従えて、最終日を迎えた。
エティックス・クイックステップのチームメイトは、特にスプリント力のあるクリストフが中間スプリントやステージ優勝のボーナスタイムを獲得してタイム差を逆転するのを警戒。トム・ボーネン、イイヨ・ケイセ、マッテーオ・トレンティンらが中間スプリント争いに参加し、ライバルたちにボーナスタイムを奪わせなかった。
ゴールスプリントでもボーネン、トレンティンがトップ10に食い込み、クリストフを10位以下に抑えてタイム差逆転を阻んだ。
結局、テルプストラはそのままのタイム差を守り切り、第3ステージの個人TTで獲得したゴールドジャージに再び袖を通した。また、エティックス・クイックステップはチーム総合優勝も獲得した。
昨年はクラシックレースのパリ~ルーベも制したテルプストラは「TTで僕は首位に立ち、残りのステージではチームが僕の首位を守ってくれた。ここまで3勝を挙げているクリストフが今日も調子よかったら、ボーナスタイムで僕を抜くかもしれなかったから、スタート前はちょっとナーバスだった。でも、チームメイトたちがカチューシャを働かせ、彼らは疲れた。最終的にクリストフはスプリントを勝てずに、10秒のボーナスタイムを獲れなかった。勝つのは決して簡単じゃないね。今の僕は好調だし、今後のレースに向けて自信がついたよ」とうれしそうに語っていた。
《》
page top