【やってみた】走る、投げる、瞬発力…あらゆる動作が求められるアルティメットに挑戦 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【やってみた】走る、投げる、瞬発力…あらゆる動作が求められるアルティメットに挑戦

スポーツ まとめ
【やってみた】池治ちあき選手に教わるアルティメット
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世の中には多くのスポーツがあります。数多あるスポーツの中からマイナースポーツで活躍する選手を紹介していますが、そこで取り上げる競技に接する機会はなかなかありません。でも、面白そうなものばかり!

…というわけで、実際にやってみます。今回は「アルティメット」に挑戦します。

編集部のオビナタは、東京・三鷹市で行われるアルティメットの練習会「三鷹ナイト」に、2012年に全日本学生選手権大会優勝と個人MVP、さらに日本代表として世界大会に出場し世界一を獲得した池治ちあき選手が参加されると聞いて、早速出動しました!


池治ちあき選手


アルティメットは【Next Stars】でも藤岡あゆみ選手に話を聞いています。

今回オビナタが参加する三鷹ナイトは、東京・三鷹市内の中学校などの施設を利用して、平日の夜に練習しています。参加費は200円です。Twitterで練習会の情報発信をしています。池治さんは普段から三鷹ナイトに遊びに行くことがあるそうです。

まず、池治さんにアルティメットについて質問してみました。

●アルティメット始めたい時はどこに行けばいいですか?

池治ちあき選手(以下、敬称略):夜の時間帯に「ナイトアルティメット」といってアルティメット練習会を開催している地域、団体は各地にあるので、そこに行けば誰でも参加できます。アルティメットをやってきた社会人の人たちが、仕事が終わった後に開催していることが多いです。

地方でも大きな都市に行けば開催されていると思います。東京では三鷹市、福生市など。葛飾区でやっている「Jナイト」も有名ですね。日本アルティメット協会の公式サイトには初心者対象のクリニックなどのスケジュールも載っています。



---:どんな人がアルティメットをやりに来るのでしょう?

池治:大学から始めた人たちが遊びに来ることが多いですね。最近では中学や高校の授業でアルティメットを学ぶ子も多いので、学校の先生がアルティメット講習会を紹介してくれるケースもあります。見ていても面白い競技なので、試合を観戦してみるのいいですね。

---:必要な用具、服装を教えてください。

池治:フライングディスクが必要です。でも練習会ならディスクは貸してもらえるので、買う必要はありません。スニーカーと運動着があれば充分ですね。ちなみにディスクは2000円ほどで購入できるそうです。

---:どんな人がアルティメットに向いていますか?

池治:スポーツをやっていた人ならすぐに一定のレベルまでは上達すると思います。動きはバスケットボールと一緒で、1対1の動きはバスケットをやっていた人などは対応しやすいと思います。最高到達点にディスクをキャッチする技術は、バレーのスパイクを打つ要領に似ていますね。

それこそ「アルティメット=究極」というだけあって、長い距離を走ること、瞬発的なダッシュ力など、全動作が求められてきます。それぞれのスポーツで培ってきたなにかしらの動きがアルティメットに活かせると思いますよ。男性なら野球やサッカーをしてきた人、女性はハンドボール、バスケット、バレーをしてきた人が多いように感じます。

チームスポーツをやってきて、「そのスポーツはもういいかな」と感じて新しいスポーツを始めようとした人が、アルティメットにたどり着くみたいです。



---:池治さんはこれまでどんなスポーツをやってきましたか?

池治:中学はバレー部、高校はバスケ部でした。大学は教師を目指していたのですが、新しいスポーツを始めようと思って探していたところ、アルティメット部の映像がすごく格好良かったので、惹かれてはじめることにしました。 

---:アルティメットは誰でもできるのでしょうか?

池治:老若男女誰でも楽しむことができます!

---:フライングディスクとフリスビーの違いはなんでしょう?

池治:フリスビーは商品名です。フライングディスク協会の中に、フリースタイル、アルティメット、ディスクゴルフなどの競技がそれぞれある構図になっています。

---:初心者がなかなか対応しにくい部分はありますか?

池治:キャッチですね。キャッチをするのを怖いと思う人もいるので、まずはディスクを落とさないようにするところから。投げたいところに投げることのできない段階では、走ってディスクを取ることが求められます。

アルティメットは投げるのが好きなプレーヤーと走って取るのが好きなプレーヤーがいます。日本代表クラスでも、投げるのはかなり苦手で、走ってキャッチすることに専念する選手もいるくらいなんです。



---:オリンピック競技にはならないのですか?

池治:アルティメットに関わっているひとりとしては、アルティメットをオリンピック競技に選んでもらえるように取り組んでいけたらと思っています。観ていて楽しいスポーツですし、審判がいないセルフジャッジという点も競技の魅力のひとつです。

(ディスクをキャッチしたら)10秒以内にディスクを投げなければいけないルールがあるのですが、キャッチした人をマークした選手が「1、2、3…」とカウントするのです。カウントが早いとペナルティになってしまうので、そのルールをみんな理解した上で競技をしています。自然と、競技する人間はフェアプレーを心がけるので、オリンピック競技になるべき素敵な部分だと思います。ワールドゲームズも観客動員数はナンバーワンだったそうです。

【オビナタがアルティメットに挑戦! 続く】
《編集部》

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