2015年ツアー・オブ・カタール、2月10日の第3ステージ個人タイムトライアルでブラッドリー・ウィギンス(チームスカイ)がタイムトライアル世界チャンピオンカラーのピナレロ・ドグマF8を初投入した。
2014年のタイムトライアル世界選手権で優勝したウィギンスにとって、世界王者の証アルカンシエル(虹色のジャージ)をまとってレースに出場するのはこの日が初めての機会。それを祝福するため、ピナレロが特別なフレームを用意した。
白色のフレームには、ウィギンスの輝かしい功績が各所にちりばめられている。トップチューブ側面のゴールド、ユニオンジャック、アルカンシエルのグラフィックはウィギンスが五輪、イギリス、世界選手権での現タイムトライアル王者であることを表し、さらにウィギンスの顔のイラストも描かれている。またトップチューブ上面には2012年ツール・ド・フランス総合優勝、トラック競技での世界選手権優勝と五輪金メダルの記録も刻まれている。
ファウスト・ピナレロCEOは「ブラッドリーはキャリアの中で多くの勝利を挙げたので、私は彼にそれを思い出させるフレームが欲しかった。彼の主な功績のすべてがこのデザインに含まれている。フレームに彼の絵を描くことは新たな挑戦だったが、結果はとてもエレガントでスタイリッシュなフレームとなった」と満足そうに説明している。
ツアー・オブ・カタールの個人タイムトライアルでは、タイムトライアルバイクではなく通常のロードバイクの使用が義務付けられている。ウィギンスはこのバイクを駆り、ステージ3位の好成績を残した。
なお、このウィギンスカラーのドグマF8は今後限定発売される見込み。
《》
page top