2014年12月末からタイ合宿を続けていた新城幸也が日本代表としてアジア選手権の開催地となる同国のナコンラチャーシマに入った。2月12日にはエリート男子ロードレースに出場する。
タイ合宿の後半には今回のアジア選手権日本代表チームのアンダー23、女子、そしてエリートに出場する選手の一部が合流。ロードチームを率いる浅田顕監督が実際のコースに合わせた練習メニューを指示し、内容の濃い練習を積んできた。
新城は単独で合宿地から約1000km離れたナコンラチャシマまで車での移動を選択。途中で車を降りて自転車に乗り、カーペーサーをしながらレース距離と同じ130kmほどを走り、「これだけ足が回ると楽しい」と笑顔で語るほどの好調ぶりだった。
「待ちに待ったシーズン最初のレースです。予定していたツアー・ダウンアンダーなどを走ることができず、このアジア選手権がかなり久しぶりのレースになったしまったが、1カ月半の合宿でレースを想定した強度の高い練習がしっかりできて、コンディションもいい」と新城。
レースはの夜スタートでコースも特殊なレースだが、日本チームの雰囲気もよく、エリート代表4選手の意思疎通もバッチリなので、自分のマークがきつくて思うように動けなくても、日本チームの中で誰かが勝てると思います。頑張ります」
今回のアジア選手権はナコンラチャシマの中心部に設けられた1周8kmの平たんな周回コースを15周、トータル130kmというエリート男子カテゴリーにとっては異例の短さ。それに加えて20時スタート、ゴール予定が23時というナイトレースで行われる。
路面はかなり滑りやすく道路を照らすライトが反射するほどで、テクニカルなUターンやコーナーも多いので難しいレースになると思われる。
2011年に新城が優勝した年と同様に、男子エリートのレースでは翌年のリオオリンピックの出場枠もかかっているレースなので、各国から新城に対してのマークもさらに厳しくなることが予想される。
しかし10日に行われたジュニアカテゴリーでは、男女ともに日本が優勝。日本代表チームに勢いがついたことで雰囲気がよく、このまま流れに乗りたいという。
《》
-
-
page top