【小さな山旅】森林限界を超えた景色…那須岳(2) | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【小さな山旅】森林限界を超えた景色…那須岳(2)

オピニオン コラム

朝日岳の荒々しい姿。まさかこの山を登るとは、登り始めの時点では思わなかった。
  • 朝日岳の荒々しい姿。まさかこの山を登るとは、登り始めの時点では思わなかった。
  • 登山口付近は、遊歩道のような道。
  • 歩き始めてしばらくは、木々に囲まれた道を歩く。ここまでは低山の登山道とそう変わらない道であるが……。
  • 標高1,400m付近で、視界が一気に広がる。森林限界を超えたのだ。写真は、茶臼岳。
  • 峰の茶屋跡までの道には、岩などに道しるべがある。
  • この朝日岳の険しい山容を見て、筆者と山のお供は「あの山には登らない」と決めたのだが。
  • 峰の茶屋跡までは、比較的平坦な道が続く。遠くに見える小屋が峰の茶屋跡。
  • 通常は、標高2,000m付近で育つ高山植物であるが、ここ那須岳ではそれよりも低い標高で見ることができる。
登山コースは、峠の茶屋駐車場~峰の茶屋跡~朝日岳~峰の茶屋跡~無間地獄・牛ヶ首をぐるりと周り~茶臼岳~下山の予定。ひとまず、ターミナルとなる峰の茶屋跡を目指して、歩き出した。

登山道途中までの登山道は、いわゆる一般的な登山道。整備されているから歩きやすいが、周りは木々に囲まれていて視界は悪い。今まで登ってきた低山の登山道と似たような道だ。

しかし、標高1,400m付近から一気に視界が開ける。高木はなくなり、周囲には荒々しい山々がそびえ立っている。森林限界を超えたのだ。

◆大迫力の自然の風景

背の高い木の変わりに高山植物が植生し、足元は先ほどまでの土ではなく、ガレ場と呼ばれる岩や石が堆積したものに変わっている。向かって左には茶臼岳が見え、同じく右にも岩がゴツゴツした険しい山が見える。

その風景は、まさしく圧倒的。低山のこんもりした山容は可愛らしく、長閑で心を落ち着かせてくれるものだが、この風景はそれとはまるで違う。ここは日本か? と疑ってしまうほどに、異様であり、有無を言わさぬ圧倒感がある。

晴れ渡った青空は、その風景をさらにイビツに感じさせた。空の青と山の輪郭がくっきりと分かれ、自然の風景であるのに、合成でもしたかのように見えてしまう。

この森林限界を超えた風景に、筆者はひどく感動した。まさしく、標高の高い山だからこそ、成せる業だ。空気もひんやりしていて気持ちよく、アブの姿も見えない。来てよかった、と登り始めなのにも関わらず、この山旅が大成功である確信を得た。

◆朝日岳はどの山?

しかし、その感動の裏にも一抹の不安があった。本日登る予定の山は二つ。一つは、左前方に見える茶臼岳。これは、茶臼岳の山容が分かりやすく、ガイドブックの写真を事前に見ていたのもあって、ひと目でわかった。

だが、もう一つの山、朝日岳はどの山だろうか。地図を見ると、峰の茶屋跡の分岐を右に折れた方向に、朝日岳があると記されている。すると、すぐそこに見えるこんもりとした山だろうか。あの山ならば、登るのは軽そうだ。もう一つ奥に、岩ばかりの見るからに険しそうな山が見えるが、さすがにこの山は登れないだろう。

「あの山は何て山なんだろうな。もし、あの山が朝日岳だったら、俺は登らないよ。とても人が登れる山には見えない」

その険しい山を見ながら、筆者は登山仲間に岩山をみた感想を話した。

すると、その険しい山を見て仲間も「あの山だったら止めましょう」と言い、ふたりの意見は一致した。
《久米成佳》
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