【やってみた】カップを積んで片付ける…集中力が要求されるスポーツスタッキングに挑戦 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

【やってみた】カップを積んで片付ける…集中力が要求されるスポーツスタッキングに挑戦

オピニオン コラム
【やってみた】瀬尾剛選手に教わるスポーツスタッキング
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世の中には多くのスポーツがあります。数多あるスポーツの中からマイナースポーツで活躍する選手を紹介していますが、そこで取り上げる競技に接する機会はなかなかありません。でも、面白そうなものばかり!

…というわけで、実際にやってみます。今回は「スポーツスタッキング」に挑戦します。

スポーツスタッキングといえば、【Next Stars】で世界で唯一のプロプレイヤーとして活躍する瀬尾剛選手に話を聞いています。

編集部のオビナタは早速、瀬尾選手にスポーツスタッキングを教えていただくことにしました!瀬尾選手は2006年第1回スポーツスタッキング日本大会で総合優勝で初代チャンピオンに輝き、2008年まで3連覇を達成。また、2014年には世界大会・アジア大会・日本大会の3大会でマスターズ部門個人総合優勝を成し遂げました。


瀬尾剛選手

■スポーツスタッキングとは、どんな競技?

"今から30年ほど前、アメリカの子供たちが紙コップを逆さまにして、ピラミッド型に重ねて遊んでいたことから始まったスポーツです。プラスチック製のカップを使い、 ピラミッド状に積み重ね、さらに最初の状態に戻し、そのタイムを競う。両手の指先を 素早く動かすことで脳を刺激し、集中力や反射神経も養える「スポーツスタッキング」。現在は「頭と身体のエクササイズ」になると活動の一環に取り入れている老人クラブも増えています。誰でも気軽に楽しめるため世界中に広がり、WSSA主催の公式スポーツ競技として、世界大会も開催されています。"(WSSA JAPAN 世界スポーツスタッキング協会公式サイトより)


まず、瀬尾さんにスポーツスタッキングについて質問してみました。

---:スポーツスタッキングに必要な用具、服装を教えてください。

瀬尾剛選手(以下、敬称略):道具は、スポーツスタッキング用のカップ、マット、タイマーの3つ。この一式があれば、いつでもどこでもできます。服装は引っかからない半袖がいいですね。


スポーツスタッキング用カップ「スピードスタックス」。瀬尾さんの使うカップ(左)は上が空いたタイプ



マット



マットにはタイマーが付いています

---:みなさんどのように始めるのでしょう?

瀬尾:いきなり道具を購入して始めるという人、家族で体験会に参加してそれから始める人もいます。私も各地を巡って体験会を開いています。また、綱島カルチャーセンター(神奈川・横浜市)で定期的に講座を開いています。老若男女誰でも気軽に始めることができます。

---:道具はどこで買えますか?

瀬尾:商業施設には置いていませんが、Amazonで購入できます。スポーツスタッキング協会公式サイトでも通信販売を行っています。パフォーマンサーとして全国を周るとき、同時にワークショップを行うことも多いです。そこで体験して、買って帰る人も大勢います。3、4割の人が「楽しかったから」と購入してくれます。

カップだけなら2000円ほどで買えます。最初はカップだけ購入してもいいかもしれません。マットまですべて購入すると9000円くらいです。

---:スポーツスタッキングを始めるなら、ワークショップや講座で教えてもらって練習するやり方が良さそうですね。

瀬尾:動画を見るなど、自力で練習することはできると思います。でも、僕は独学で練習して、速くなるコツを習得するまですごく時間がかかった。最初から速く組み立てることのできるやり方を教えてもらえるのは、羨ましく思いますね。

---:この競技を知った経緯を教えてください。

瀬尾:10年前ほど前、ジャグリングをやっていたときにこの競技に出会いました。ジャグリングのお店にスポーツスタッキングの体験コーナーがあったのです。そこで触ってみて、ハマったのがきっかけですね。



---:体験したら、自身の才能を感じたとか?

瀬尾:才能を感じたというよりも、体験した短時間の間にも自分のタイムがどんどん短くなっていくのがすごく楽しくて、「もっと速くなりたいな、タイムを縮めたいな」という純粋な気持ちでカップを触っていました。

---:競技人口はどれくらいなのでしょう?

瀬尾:具体的に何人かは分からないのですが、アメリカでは1万校以上の学校がスポーツスタッキングを授業の一環として行っています。アジア諸国でも教育現場に入っていて、競技人口はどんどん増え続けています。

毎年ギネスが「決められた時間にどれだけの人がスポーツスタッキングをするか」という題で行なっている企画があります。参加人数がどんどん増えていて、今年は60万人が参加しました。自分がこの競技を始めたときは4~5万人という規模。本当に今は増えているんですね。

ただ、日本では普及が全然進んでいません。そこはやはりなんとかしていかないと…。



---:スポーツというよりも教育的な意味合いが強いのでしょうか?

瀬尾:教育の面では幅広く色々なところで使われているので、そうした捉え方もあります。ただ、大会の様子などを生で見てもらうと分かると思うのですが、1000分の1秒を争う"アスリートの戦い"である要素もあります。

---:プロプレイヤーとして活動されていますが、他にアルバイトなどもしているのですか?

瀬尾:バイトはしていないですね。海外では協会などの機関に勤めている人はいますが、スポーツスタッキングを通して、プレイヤーとしての立場で生計を立てている人間は今のところ世界で私しかいない状況です。最初は苦労しました。幸い少しずつ軌道に乗ってきたので、なんとかやりくりできている感じです。

スポーツクラブのインストラクターとして就職していた時期もありました。就職してもスポーツスタッキングを続けられるかな、と思って就いた職だったのに、まずこの競技をみんな知らないので社内から広げなくてはいけないし、競技について動きたくてもいつ動くかもわからない。そもそも動けないかもしれない。他にやらなくてはならない仕事も沢山ある。そういった要素があり、自分も若く挑戦できる時期だな、と思ったので、半年で会社を辞めさせていただいて、この競技一本で挑戦していく道を選ぶことを決意しました。

---:まさにプロプレイヤーですね。それでは次ページでスタッキングにチャレンジしてみます。瀬尾さん、よろしくお願いします!

【オビナタがスポーツスタッキングに挑戦! 続く】
《編集部》
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