2014年ブエルタ・ア・エスパーニャ、9月11日の第18ステージでクリストファー・フルーム(スカイ)がアタックしたとき、マイヨロホのアルベルト・コンタドール(ティンコフ・サクソ)はアレハンドロ・バルベルデ(モビスター)のマークに徹した。
結果的にコンタドールはフルームを行かせたことになった。最後は総合2位に浮上したフルームより12秒遅れてゴールし、ボーナスタイムも加えて20秒の差を縮められた。チームを通じ、コンタドールはマークすべき相手はフルームに変わったと話している。
「もちろんタイムは失わない方がいいよ。でも、あまり問題じゃないといいね。僕は3人(バルベルデ、ロドリゲス)をコントロールしなければならなかったし、アレハンドロは表彰台を守らなきゃいけないと思ったんだ。このステージは彼にとって大チャンスだったけどね。僕たちがタイムを失ったのは事実だし、アンカレス(第20ステージ)ではフルームについていかないといけない。でも自分の調子には満足だ。また1日が終わったんだ」
「(フルームのアタックには)まったく驚かなかったよ。彼は集団の最後尾にいて、僕たちがアクセルを緩めたときにトライしたんだ。彼の後ろではカウンターアタックを避けるために、誰も必要以上の仕事をしたがらなかった。それがタイム差の理由のひとつだったね」
「土曜日のアンカレスに上るステージでは、レースはさまがわりするだろう。今日はクラシックのようなステージだったけど、アンカレスは超級山岳なんだ。(終盤の局面で単独だったら)もちろん、フルームについていったよ。数日後に後悔するかもしれないけど、今はまったく重要じゃないと思う」
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