ともに今シーズンの初タイトルを目指す試合は立ち上がりから激しいものになった。まずは前半4分にマンチェスターUのポール・ポグバがミドルシュートで観客を沸かせる。対するサウサンプトンも、ネイサン・レドモンドがキレのあるドリブルからシュートを放つが、ここはどちらもネットを揺らすことができなかった。
サウサンプトンは前半14分にサイドから相手DFを崩しシュートを決めたが、オフサイドの判定で得点は認められない。
先にスコアを動かしたのは、やや劣勢に立たされていたマンチェスターUのほうだった。前半19分にズラタン・イブラヒモビッチがFKを直接決めて先制する。さらに前半38分にはジェシー・リンガードのゴールで加点した。
対するサウサンプトンも前半46分、右サイドからのクロスをマノロ・ガッビアディーニが決め、前半のうちに1点返して後半へ折り返した。そして後半始まってすぐの3分。CKの流れからガッビアディーニのゴールで追いつき試合を振り出しに戻す。
その後も多くチャンスを作ったサウサンプトン。後半18分にはCKにオリオール・ロメウが頭で合わせるも、ポストに嫌われ勝ち越し点とはならなかった。
守備面では後半26分に吉田がリンガードの危険な飛び出しをブロック。中央にイブラヒモビッチもいたが、一瞬の判断で右サイドのケアを優先して失点を防いだ。
白熱した試合は延長戦に突入するかと思われたが後半42分、アンデル・エレーラの上げたボールをイブラヒモビッチが頭で決めて勝ち越し。ここまで好守備を見せてきたサウサンプトンだが、エリア内でエレーラをフリーにしてしまった。
これが決勝点となりマンチェスターUがフットボールリーグ杯を制している。
この試合にファンからは、「本当に緊迫したいい試合だった。さすがはズラタンってところかな」「サウサンプトンは負けてしまったけど吉田のプレーは良かった」「オフサイドの判定は痛すぎたな。結局ズラタンにやられた」「内容はセインツだったけど結果はユナイテッド。イブラヒモビッチってすげーな」「ガッビアディーニひとり入っただけでセインツが点を取れるようになったのが驚き」などの声が寄せられている。