ジョゼ・モウリーニョ監督は戦略的な敗退を選ばない。UEFAヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメント1回戦の前日会見に出席し、タイトル獲得への意欲を語った。
イングランド・プレミアリーグで現在6位のマンチェスターU。チェルシー以外の上位陣が勝ち点を落とし始めたこともあり、来シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内まで勝ち点2ポイント差だ。
ここで監督にはふたつの選択肢が与えられる。出場する全大会での勝利を目指すか、プレミアリーグを優先してELはメンバーを落とすかだ。モウリーニョ監督は勝ち上がれば過密日程が続くとしても、自分たちから舞台を降りるつもりはない。
「この大会で勝ち進みたいかと聞かれれば『イエス』と答える。難しいことになるとは分かっているが、我々が大会を捨てることがないということも我々には分かっている。我々は勝って先へと進むために試合に臨む」
勝ち進めばカップ戦がないクラブとの試合ではコンディションの差が出てくる。当然プレミアリーグに影響が出ることも分かっているが、それでもモウリーニョ監督は「我々は勝ち進みたいんだ。それがポイントだよ。我々は楽な道を取って大会から弾き出されるよりも、困難な道だが勝ち上がるほうを取る」とした。
《岩藤健》
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