第99回ジロ・デ・イタリアは5月12日、第6ステージがポンテ~ロッカラーソ間の157kmで行われ、ロット・スーダルのティム・ワレンス(ベルギー)が独走で優勝した。グランツールでの区間勝利は初めて。
同チームは前日のアンドレ・グライペル(ドイツ)に続いて2連勝。ベルギー選手の優勝はこれで160回目となり、地元イタリアに続く勝利数になる。
総合成績ではジャイアント・アルペシンのトム・デュムラン(オランダ)が他の有力選手に差をつけて区間4位でゴール。ピンク色のリーダージャージ、マリアローザを守った。
アスタナのビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)は残り4km地点でアタックしたが、デュムランがこれに反応。逆にカウンターアタックを決められて、この日だけでデュムランに21秒の遅れを取った。
「ボクのアタックはまったく計画したことじゃなかった」とデュムラン。
「ニーバリらアスタナチームは不調の日だった。ボクは現在とてもいい状態だ。これまでよりも強くなったことを感じている。ハードな山岳の準備はしていたわけじゃないが、この大会に向けて厳しいトレーニングを積んできた」
NIPPOビーニファンティーニの山本元喜は17分30秒遅れの171位でゴール。総合成績は前日の184位から183位に。首位とのタイム差は45分17秒。
《山口和幸》
page top