発表会の前半は、ズーム エアシューズについて語る際には欠かせない「反発性」のプレゼンテーションでした。科学でパフォーマンスをする第一人者として活躍している、サイエンス演芸師「善ちゃん」さんが担当してくれます。
プレゼンでは、以下のような実験が行われました。
作用、反作用の力がかかり反発性を生んでいく例として、空気を押しながら進んでいくペットボトルロケットの実験。
NIKE会見にて、ペットボトルロケット pic.twitter.com/hpCpQchcT4
CYCLE編集部 オビナタ (@cyclecycle) 2015, 6月 29
「ロケットは秒速8km、大気を出て行く時は秒速12kmらしいですね。ということは、みなさんもそのくらいでジャンプすれば宇宙に行けるということです」と、善ちゃんは笑いを誘います。
次に、反発するおもちゃの例としてスーパーボールを挙げ、落とすとどの程度の高さまで返ってくるかを実験。「スーパーボールを落とした時。反発はするが、運動エネルギーの他に触っても感じないけど熱エネルギーも出しています」と善ちゃん。
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続けて、スーパーボールを落とす際の地面を変えて、それぞれ実験を行います。木の床、硬いタイル、さらには弾みにくい材質を用いて反発力を確認。
ナイキ、発表会「反発性」 pic.twitter.com/2WR56XCZrb
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「反発係数は、落ちる物体と、跳ねる際の地面のふたつの要素で決まってきます」という結論。
最後に、テニスボール、バスケボール、サッカーボール、バランスボールを組み合わせて、重ねて落とすとどうなるのか、というテーマで実験。
ナイキ、反発性についてのプレゼン pic.twitter.com/7Pxk3kOG49
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このような発表を通して、「これまで実験でやってきたように、"反発性"というのは非常に大きな力であり、ナイキは反発性をいかに高めるか、ということに非常に大きな関心をもって開発を進めてきています。今度発売されるナイキ ズーム エアシリーズは、とても高い反発性を誇ります」と反発性を重視し開発されたシューズについて触れ、発表会は終わりました。
●編集部感想
「ナイキ ズーム エア」の発表会に来たはずなのに、気づいたら理科の授業を受けていました。でも、わかりやすくてとても面白かったです。ズーム エアシリーズのシューズは反発性がすごいのだからすごいに違いない、という小学生レベルの月並みな感想を抱きました。