ナイキは、同社の「ズーム」を着用している無敵の速さを誇る選手たちを紹介している。
ズームを着用している選手は、リオ五輪への道のりで目まぐるしい速さで夏を迎えようとしている。そんな選手たちには共通点がふたつある。すでに名を成したレジェンドとこれからの若手アスリートに共通する点とは、炎のようなスピードで圧倒すること、そして反発性に優れたクッショニングシステムの「ズーム エア」のフットウェアで練習を重ねていることだ。
同社とアスリートの関係は、「アスリートを速くするための役に立ちたい」という目的から生まれた。これはナイキ共同創立者のビル・バウワーマンと、陸上界のレジェンドであるスティーブ・プリフォンテーンが築いた歴史に基づいている。
米国オレゴン州ユージーンの陸上トラックで、「限界を超える運動能力をさらに高めるイノベーションを提供したい」という熱意から育まれ、あらゆるスポーツにまで広がり進化した。それは今、ズームを着用するアスリートたちにも活かされている。
■ズームを着用しているアスリートたち
●モー・ファラー(オリンピックチャンピオン2回、世界チャンピオン3回)
モーは、英国ロンドンにいる普通の若者とほとんど変わらない。本当はフットボールがやりたくて、大好きなアーセナルフットボールクラブで活躍することを夢見ていた。
8歳の時にソマリアから家族で移住した。フットボーラーとしては活躍できなかったが、他の誰も持っていないスピードを持っていた。初めて英国チャンピオンになったのは14歳。その翌年には、ヨーロッパ陸上ジュニア選手権の5000mで優勝。以来、彼は天性の才能に、稀に見る熱意を陸上に注いでいる。
一世一代のレースとなったロンドン五輪の1万mファイナルでは、フィニッシュラインを越えた後、練習仲間のゲーレン・ラップが銀メダルのゴールした。「コーチは僕たちが1位と2位でフィニッシュするだろうと言っていたけれど、誰が先になるかは、はっきり分からずにいた。そしてあの場所に立って、全てが現実になっていくのを見た時、本当に信じられなかった」と語っている。
・オリンピック 金メダル 5000m、1万m
・世界チャンピオン3回 5000m、1万m
・2015年2月、室内2マイルで自身初の世界記録樹立
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《美坂柚木》
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