ナイキ、ズームを着用する無敵の速さ誇る選手たち…19人のアスリート 6ページ目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ナイキ、ズームを着用する無敵の速さ誇る選手たち…19人のアスリート

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ナイキ、ズームを着用する無敵の速さ誇る選手たち…19人のアスリート
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  • モー・ファラー
  • アリソン・フェリックス
  • シェリー=アン・フレーザー=プライス
  • ゲーレン・ラップ
  • ジョーダン・ハセイ
■ズームを着用しているアスリートたち

●アダム・クチョット(ヨーロッパチャンピオン5回)
ポーランドの農場で育ったアダムにとって、「一生懸命に仕事をすれば結果が目に見える」ということは経験上の事実だった。同時に、最初にしっかりとした決断が必要であることも知っていた。

トップランナーになるまで、フットボール、バレーボール、バスケットボール、ランニングと、アダムはあらゆるスポーツに取り組んだ。ランニングを始めたのは4年生の時。年上の生徒に簡単に勝っていたが、大きな街の高校に通うことを決めるまで、それが自分のキャリアになるとは思っていなかった。

1年の時はランニングのケガに悩まされ、学校をやめて村に戻ろうと考えた。母親が説得し、2学期目にはジュニアヨーロッパ選手権800mで銀メダルを獲得。今25歳の彼は、厳しいプロとしてのトレーニングスケジュールをこなしながら、ロッツ大学でエンジニアリングの学位を修得した。

・ヨーロッパチャンピオン 3回 800m
・世界インドアチャンピオンメダリスト 2回
・ポーランド記録保持者 800m

●セルゲイ・シュベンコフ(ヨーロッパチャンピオン3回)
シベリアのバルナウルに生まれたセルゲイは、プレッシャーがある時ほど強さを見せる。子供の頃、セルゲイはたくさんのスポーツに参加し、ランニングは12歳の頃に放課後の活動として始めた。

1986年ヨーロッパ選手権で7種競技銀メダリストを獲得したセルゲイの母親、ナタリアは彼が真剣に走るのをやめさせようとした。自分が80年代に使用していた施設は70年代に作られたもので荒廃しており、それによって彼の成功も難しくなるだろうと恐れたからだ。

しかし、長いシベリアの冬と標準以下のトレーニング環境という逆境が、セルゲイを強い選手へと育てた。彼は完璧を求めている。「私はまだ、あらゆることが完璧になったというところに向かっている途中なのだと思います。それができたことがないのです。体の状態が十分でないのか、強さが足りないのか…」と語っている。

60mと110mハードルで国際的に目覚ましい成果をあげた。ヨーロッパ選手権では金メダル、世界選手権と五輪では銅メダルなどを獲得。現在はスピードと体の状態を研ぎ澄ますこと、レースを走るごとに新しいことを学ぶことにフォーカスしている。

・世界選手権 銅メダル 110mハードル
・ヨーロッパアウトドアチャンピオン2回 110mハードル

【次ページ ダリア・クリシュナ、大迫傑、ベスウェル・バーゲン】
《美坂柚木》

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