2大会連続同じ顔合わせになったチリとアルゼンチン。120分間で決着がつかずPK戦にもつれるのも前回と同じだった。PK戦ではチリひとり目のアルトゥーロ・ビダルが失敗。だがアルゼンチンもメッシが失敗してリードすることはできなかった。
その後は両チームふたり続けて成功するが、アルゼンチンは4人目のルーカス・ビリアが失敗。チリは5人目のフランシスコ・シルバが決めて4-2の勝利を収めた。
アルゼンチンは2014年のFIFAワールドカップ、2015年のコパ・アメリカに続いての準優勝。またもあと一歩で頂点には届かなかった。自らの失敗もあり敗れた試合後、メッシの目は心なしか潤んでいた。
マイクを向けられたメッシは、「私の代表での役目は終わった」と代表引退の意向を表明した。
「私は代表でのタイトルを強く欲していた。そのためにできることは全部やった。だけど叶わなかった」
“マラドーナの再来”と期待されたメッシだったが、A代表では母国にタイトルをもたらすことができなかった。まだ29歳のメッシに「代表引退は早すぎる」との声もあるが、果たしてこのまま宣言通り代表のユニフォームを脱いでしまうのか。
#Messi: "Es dificil, el momento es duro para cualquier analisis. En el vestuario pense que se termino para mi la Seleccion, no es para mi".
— Seleccion Argentina (@Argentina) 2016年6月27日