ナイキ、ズームを着用する無敵の速さ誇る選手たち…19人のアスリート 5ページ目 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

ナイキ、ズームを着用する無敵の速さ誇る選手たち…19人のアスリート

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ナイキ、ズームを着用する無敵の速さ誇る選手たち…19人のアスリート
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  • モー・ファラー
  • アリソン・フェリックス
  • シェリー=アン・フレーザー=プライス
  • ゲーレン・ラップ
  • ジョーダン・ハセイ
■ズームを着用しているアスリートたち

●メアリー・ケイン(米国チャンピオン2回)
5年生の時の1マイルを走った記録が6分15秒、中学1年生では5分03秒。しかもコーチの指導を受けずに走った記録だ。「初めて自分がいいランナーになれるかもしれないと思ったのは、中学3年生の時でした。同学年で一番足が速かったのが私ともうひとりの男の子だったのですが、トラックで競争することになりました。そして私が大差をつけて勝ったのです」と語る。

高校時代に、米国ジュニア、世界ジュニアと高校生記録を12も樹立。そして、ナイキのオレゴンプロジェクトのアルベルト・サラザールがメアリーの両親に、彼女が秘める可能性と彼女が速くなるために何をすべきかを伝えた。メアリーは高校卒業とともにプロへと転向した。

メアリーはオレゴン州ポートランドで、サラザールと練習を続けている。「こんなに機会が与えられて、走るだけの健康な体を持っている。何よりも、私はオリンピックを目指しています。それがすべてを導く夢なのです」と語っている。

・16歳でオリンピック予選決勝進出 1500m
・アメリカ インドア チャンピオン2回 1500m

●ローラ・ロースラー(NCAAチャンピオン5回)
高校1年で高校陸上界に現れたローラは、米国ノースダコタ州のクロスカントリーと陸上に旋風を巻き起こした。1年生で州のクロスカントリー大会で優勝、州の陸上大会では短中距離種目で圧倒的な成績を収め、卒業までには州大会優勝を22回も経験した。

しかし、ローラは高校での敗北がキャリアの転換点のひとつだと言う。「高校3年生の州陸上大会のとき、5、6年ぶりにレースで負けたのです。私は自分が焦って、悲しみに打ちのめされるのではないかと思っていたのですが、実際にはホッとして、それまでの長い間感じたことのないリラックスした気持ちになったんです。家族、友達やたくさんの観客は、それでも私を応援し続けていてくれて、その時になって自分を決めるのは勝ち負けではなくて、私がどんな反応をしたかとか、私の人となりがみんなの記憶に一番残るのだと気がついたのです」と語っている。

多くのエリートアスリートはまっすぐプロになるが、ローラは自分がまだ発展途上にあるため、教育とそして何より大学チームで走るということを望み、オレゴンでランニングをする道を選んだ。グループでの短距離トレーニングがプロになるための準備となり、NCAAディビジョン1全国チャンピオンに5回、オールアメリカンに17回選出を実現。

彼女が最も怖れていることを「自分がどんな人か、自分がどこから来たかを見失うこと」と語り、「成功や失敗で判断されることが多い世界や競技の中で生活していると、自分自身が試合に飲み込まれそうになってしまいます。最近母から、私が成功しているからではなくて、今の私の人となりを誇りに思う、と言れました。同時に彼女から私にそのことを忘れないように、常に謙虚であるようにとも言われました」と続けた。

・NCAAディビジョン1全国チャンピオン5回、オールアメリカン17回選出
・最も価値のある女子学生アスリートとしてバウワーマンアワード受賞

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《美坂柚木》

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