2015年ツール・ド・スイス、6月17日の第5ステージはウンターテェツェン/フルームサーベルク~ゼルデン/レッテンバッハグレッチャーの237.3km。フランスのティボー・ピノ(FDJ)が超級山岳の頂上ゴールを制し、総合首位にも浮上した。
この日は距離も長く、最後は超級山岳頂上にゴールする今大会最難関ステージ。スタート直後から高速のアタック合戦が繰り返され、最終的に山岳賞ジャージのステファン・デニフル(IAM)を含む8人の逃げが形成。最大10分以上のリードを開く。
その後、メイン集団ではアスタナら数チームが追走を開始。最後の上りのふもとでその差が5分以下に縮まる中、逃げ集団ではデニフルが単独先頭に立つ。
メイン集団ではアスタナのペースアップでイエロージャージのトム・ドゥムラン(ジャイアント・アルペシン)もついに遅れ、その後もアタックの繰り返しで有力クライマーのみに絞られる。
終盤、ピノとシモン・スピラック(カチューシャ)がアタック。ラスト2kmでピノが抜け出すと、単独先頭で逃げていたデニフルも抜き去り、ステージ優勝を飾った。2位は34秒差でドメニコ・ポッツォビーボ(AG2Rラモンディアル)、3位は37秒差でスピラック。
ドゥムランは上りで自らのペースを守って1分37秒差の10位でゴール。しかし、この結果、イエロージャージはピノへと渡った。
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