ステージレースの2015年ベルギー・ツアー、5月28日の第1ステージ。地元ベルギーのトム・ボーネン(エティックス・クイックステップ)が集団スプリントを制し、今季初勝利を挙げた。
最後の数km、逃げ集団からひとり生き残ったサンダー・コーデール(バストゴードサービス)を、エティックス・クイックステップは5選手を集団前方に集めて捕まえる。その後は各チームが位置取り争いをする中、ラスト数100mでニコラス・マース(エティックス・クイックステップ)が集団前方でテンポを刻む。
その数人後方のアルノー・デマール(FDJ)の背後からボーネンはスプリントを開始し、緩やかな上り坂ゴールを制した。2位はデマール、3位はイェンス・デブシェール(ロット・スーダル)。ボーネンはこのステージ2年連続、5度目の優勝となった。
パリ~ニースの落車で春のクラシックを欠場していたボーネンは、「最後はデマールについていき、彼にスプリントさせるのはいい判断だった。僕は上り坂が始まるラスト50mまで待って、彼を抜いたんだ。シーズン前半のケガの不運から復帰できて、この勝利はとてもうれしい」と喜んでいた。
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