TOYOTAのCMで「イチローが嫌いだ。」というセリフが印象的な水泳選手といえば思い浮かぶ人も多いだろう。そんな彼女の言葉が注目されている。それは「障害の害の字をひらがな表記にするのが嫌い」という言葉だった。
■一ノ瀬メイ選手出演のTOYOTAのCM「イチロー&一ノ瀬メイ篇」
■障害者を障がい者と表記する風潮
28日に放送された日本テレビ系「人生が変わる1分間の深イイ話」で取り上げられた一ノ瀬選手、この時に話した言葉が注目され多くの人の共感を得た。
「障害の「害」がひらがななのが嫌い。」
「害やからよくないやろ でひらがなにする。」
「私からしたら腕がないのが障害なんじゃなくて それを持って生きていく社会が害。」
「私からしたら障害は本人じゃなく社会やから ひらがなに直して勝手に消さんといてほしい。」
この言葉にはネット上でも多くの反応が見られた。
一ノ瀬メイちゃんって凄いなあ!!
— あいこ (@a1k0teen) 2016年11月28日
自分をしっかり持ってて、常にブレずに上向いてるっ
「障害は私じゃなくて、社会と思ってるから」ってすごい心に響いた
軸があるからブレずに胸張っていけるんやろなー#深イイ話 #一ノ瀬メイ #パラリンピック #まさかの近大
一ノ瀬メイさんが、障害は自分ではなく社会にあるのに、「障害」を「障がい」と表記すると、その問題をごまかされているような感じがする。だったら「害」のままで、ちゃんとその問題に向き合う方がいいというようなことを言っていました。私も「がい」に違和感を感じていたのでとても共感できました。
— 津田明彦◯臨床心理士 (@akihiko_tsuda) 2016年11月28日
パラリンピックの水泳選手である、一ノ瀬メイさんが『障害』という表記を『障がい』とひらがなに変わったのが嫌だ。私の身体は、私にとっては害ではないし、むしろ社会が私にとって害だから勝手に変えないで欲しいって言葉にハッとして、自分自信が恥ずかしくなった。
— (@yyyyyyoltuchan) 2016年11月29日
この意見には賛否あると思うが、「障害」を「障がい」と表記する風潮に少し違和感を感じていた人には凄くしっくりくる言葉だったのではないだろうか。
また、番組では、一ノ瀬選手がメディアに積極的に出る理由についても語られていた。
■一ノ瀬メイ選手がメディアに出続ける理由
「自分みたいに腕の短い人を見かけた時に“あの人腕がない”っていう一言が“あの人この前テレビで見たメイちゃんみたいだね”に変わるだけできっと変わってくるんだろうな…」
このような信念を持ち、メディアに出演し続け、アスリートとしても精進を続ける一ノ瀬選手は19歳。2020年も活躍に期待したい。
一ノ瀬メイ
父がイギリス人・母が日本人のハーフ
1997年3月17日 (19歳)
京都府京都市出身、近畿大学所属
200m個人メドレークラスSM9・50m自由形クラスS9・100m自由形クラスS9・100m背泳ぎクラスS9・100m平泳ぎクラスSB9、5つの日本記録保持者
深イイ話の反響が大きくてびっくり、ひとつひとつにリアクトできなくてすみません!全部読んでるし全部喜んでます!!
— 一ノ瀬メイ (Mei Ichinose) (@mei_ichinosse) 2016年12月1日
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