「障害の害をひらがなにするのが嫌い」パラ水泳・一ノ瀬メイの言葉に共感の声 | CYCLE やわらかスポーツ情報サイト

「障害の害をひらがなにするのが嫌い」パラ水泳・一ノ瀬メイの言葉に共感の声

スポーツ 短信
(2016年9月8日)
  • (2016年9月8日)
  • (2016年9月15日)
リオパラリンピック水泳日本代表・一ノ瀬メイ選手。そのルックスから、水原希子似として話題となり、『水のプリンセス』という愛称で呼ばれている。

TOYOTAのCMで「イチローが嫌いだ。」というセリフが印象的な水泳選手といえば思い浮かぶ人も多いだろう。そんな彼女の言葉が注目されている。それは「障害の害の字をひらがな表記にするのが嫌い」という言葉だった。

■一ノ瀬メイ選手出演のTOYOTAのCM「イチロー&一ノ瀬メイ篇」


■障害者を障がい者と表記する風潮

28日に放送された日本テレビ系「人生が変わる1分間の深イイ話」で取り上げられた一ノ瀬選手、この時に話した言葉が注目され多くの人の共感を得た。

「障害の「害」がひらがななのが嫌い。」

「害やからよくないやろ でひらがなにする。」

「私からしたら腕がないのが障害なんじゃなくて それを持って生きていく社会が害。」

「私からしたら障害は本人じゃなく社会やから ひらがなに直して勝手に消さんといてほしい。」

この言葉にはネット上でも多くの反応が見られた。




この意見には賛否あると思うが、「障害」を「障がい」と表記する風潮に少し違和感を感じていた人には凄くしっくりくる言葉だったのではないだろうか。

また、番組では、一ノ瀬選手がメディアに積極的に出る理由についても語られていた。

■一ノ瀬メイ選手がメディアに出続ける理由

「自分みたいに腕の短い人を見かけた時に“あの人腕がない”っていう一言が“あの人この前テレビで見たメイちゃんみたいだね”に変わるだけできっと変わってくるんだろうな…」

このような信念を持ち、メディアに出演し続け、アスリートとしても精進を続ける一ノ瀬選手は19歳。2020年も活躍に期待したい。

一ノ瀬メイ
父がイギリス人・母が日本人のハーフ
1997年3月17日 (19歳)
京都府京都市出身、近畿大学所属
200m個人メドレークラスSM9・50m自由形クラスS9・100m自由形クラスS9・100m背泳ぎクラスS9・100m平泳ぎクラスSB9、5つの日本記録保持者

記事提供:FUNDO

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