Q人の時間をとりあうとは?
佐々木:例えば、NewsPicksのライバルは、スマートニュースだけではなく、人の時間をとりあうもの、それこそLINEや、美味しい食事店などもライバルだと思っています。どうおもしろいものをつくるか。言い方はあまりよくないですが、中毒性のあるものをつくることができるよう意識しています。
これはつまり「業界の垣根がなくなっている」ということです。「5年後伸びる業界は何か?」というより、「5年後伸びる業界をつくる」という方向に意識を向けた方がいいかもしれません。
日本は、「横串」を入れることが難しい文化背景があります。特に大企業などは隣の部署の人などと全然関わりがない。そこを越えて活動できる人になったら強いです。
岩槻:私の会社も、編集者にプログラミング研修を実施しています。まず、編集者でプログラミングができる人はいないから、すぐにオンリーワンになれます。業界の組み合わせは大事です。例えば、自動車の知識をもっている人と、ITの知識をもっている人は引っ張りだこですよ。
佐々木:「新しい業界はどことどこの融合で生まれるか?」ということを念頭に入れておくことは必要かもしれません。メディアが融合して変わっていく時期です。ここは、みなさんのような若い方の方が得意だと思います。NewsPicksでも、意外とインターンの方が一番活躍していたりします。この間もヒットした記事を書いてくれた子は、大学2年生でしたから。若い人はこの流れに対応して、新しい時代をつくっていけると思います。
メディアビジネスを変えられる人。新しいビジネスモデルがメディアには必要です。最近ではGunosyが上場しましたけれども、あまり感心しないです。なんというか、新しくないんですよね。先が見えないというか。わくわくしない。うまくやればそれこそYahoo!のような存在になり得るのでしょうが、なかなか難しい。
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《編集部》
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