
卓球の「ヨーロッパ・スマッシュ2025」は20日、女子シングルスの2回戦が行われる。世界ランキング13位の早田ひな(日本生命)は同17位の申裕斌(韓国)と対戦する。
昨夏のパリ五輪では3位決定戦で激闘を繰り広げ、試合後の様子も話題を呼んだ両国のエース。注目の日韓対決に挑むことになる。
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■感動呼んだ試合後の様子
1回戦で早田は同28位の金娜英(韓国)、申裕斌はソフィア・シュアン・チャン(スペイン)をそれぞれストレートで下し、順当に勝ち進んだ。
2回戦で実現する戦いで思い出されるのは昨年のパリ五輪で、女子シングルスの表彰台をかけて3位決定戦で対峙して早田が4-2で勝利。左腕を負傷し、苦しみと向き合い銅メダルを獲得した早田のもとに申裕斌が笑顔で駆け寄ったシーンは大きな感動を呼んだ。
両者の対戦成績は早田の5勝0敗で、日本のサウスポーがこれまでの戦いでは上回る。パリ五輪から1年が経過し、現在は世界トップ10からランキングを落としている2選手だが、日韓エースによる意地をかけた戦いになると予想される。
なお、この試合に勝利した選手は3回戦で孫穎莎(中国)とユアン・ジア・ナン(フランス)の勝者と戦う。第1シードである世界女王と対戦する可能性があり、絶対的な存在として君臨する孫穎莎への挑戦権の行方も注目となってくる。
激闘を繰り広げたパリ五輪から1年が経過して迎える早田と申裕斌によるマッチアップ。スウェーデンで実現する注目の日韓対決を制するのはどちらか。
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